船事故

"単独出航"繰り返したか 他の観光船との申し合わせ 従わずに…カズワン沈没事故 残る12人捜索続く (22/05/05 18:59)

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北海道知床半島沖で観光船「KAZU1(カズワン)」が沈没した事故で、運航会社はほかの観光船との申し合わせに従わず、単独での出航を繰り返していたとみられることが分かりました。

 観光船ドルフィン 菅原 浩也 社長:「同じ行動を取らないことが多々あった」

 観光船カズワンが沈没した事故。

 斜里町ウトロ地区では、事故が起きた場合も互いに助け合うために、複数の会社の観光船が一緒に出港するよう申し合わせていました。

 しかし「知床遊覧船」は、たびたび単独での出航を繰り返していたということです。

 観光船ドルフィン 菅原 浩也 社長「仲間同士で『ガスがかかってきたから帰ろうか』と言っても、そのまま行ってしまうことはたまにあった」

 安全管理に問題はなかったのか。今後の捜査の焦点となりそうです。

 地元の漁師:「とりあえず見つけてあげたいよね」

 いまだ12人が行方不明で現場付近では、地元の漁船などによる捜索が行われました。

 しかし、悪天候が響き手がかりの発見には至っていません。

 地元の漁師:「手がかり一つでも見つけたいという気持ちで、漁師はみんなやったと思います」 

 海底の映像を見ることができる、民間の作業船「新日丸」は5月7日にも現場付近に到着する見通しです。

(KAZU1の「ワン」は正式にはローマ数字)

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