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海外「日本に住むのは実際どう?」外国人が2年半暮らして分かった日本生活のリアル

日本旅行を経験した外国人からは、

「日本は素晴らしい国だった」

という感想が出ることが少なくありません。

しかし、旅行と実際に住むことは別物です。

観光客として数週間滞在するのではなく、日本で仕事をし、家を借り、近所の人と付き合い、税金を払いながら生活すると、日本はどのように見えるのでしょうか。

そんな疑問を投げかけたRedditの投稿が海外で話題になっています。

投稿者は「日本を旅行するのは素晴らしいと聞くが、外国人として実際に住むとなると、改善されるべき点もあるのではないか」と質問。

これに対して、日本で2年半暮らしている外国人が、自身の経験をかなり詳しく回答しました。

その内容は、日本を過剰に持ち上げるものでも、逆に批判するものでもありません。

むしろ、

日本で暮らすのは思ったより普通。ただし、日本語ができるかどうかで生活の難易度は大きく変わる

というものでした。

「日本での生活は楽しい。でも一番の壁は日本語」

回答者は日本の地方に住み、日本人の妻と暮らしながら、伝統的な日本企業で働いている外国人です。

日本に来てから2年半ほど経過しており、最初の「日本は最高」という旅行者的な感覚や、文化の違いによる戸惑いを経て、現在は日常生活が安定してきたと説明しています。

そして、日本生活で最も大きな問題として挙げたのが日本語でした。

本人によれば、生活上の困難の約90%は言語に関係しているとのこと。

日本語をある程度話せるようになれば友人を作ることも可能ですが、英語しか話せず、自分から積極的に外へ出ようとしない人にとっては、日本で人間関係を築くのはかなり難しいとしています。

さらに、

「日本語を話せなくても日本で問題なく生活できる」

という考えには懐疑的です。

日本語を身につけるには想像以上に時間がかかり、数千時間単位の学習が必要になるというのが本人の実感でした。

もちろん東京などでは英語だけでも生活できる場面は増えていますが、地方で長期間暮らすとなると、日本語の重要性はさらに高くなります。

外国人の友達だけを作る必要はない

日本で外国人が友人を作るのは難しい、という話も海外ではよく語られます。

しかし今回の回答者は、必ずしもそうではないと説明しています。

自分から積極的に地域社会へ出て、日本語を使って交流すれば、日本人の友人を作ることもできるというのです。

これは別の外国人ユーザーからも共感を集めました。

「外国人コミュニティに入らないと友達ができないと言われるが、自分も積極的に外へ出たら現地の友人がたくさんできた」

という経験談も投稿されています。

つまり、日本で友人を作る難しさは、日本人が外国人を受け入れないという単純な話ではなく、

言語を使って自分から人間関係を作りにいくかどうか

にも大きく左右されるようです。

ただし、家探しでは外国人という壁を感じる

一方で、回答者が実際に外国人であることを理由に困ったと感じたのが、住宅探しでした。

日本では外国人への賃貸を避ける大家や管理会社が存在し、今回の回答者も物件選びで自由が利かなかったとしています。

別の外国人ユーザーからも、

「外国人というだけで申し込みを断られる物件がある」

という経験談が出ています。

理由として挙げられているのは、日本語によるコミュニケーションへの不安や、ごみ出しなど日本独自の生活ルールを守ってもらえるかという大家側の懸念です。

これは外国人が日本で生活する際の現実的な問題の一つでしょう。

実際、日本政府も外国人との共生政策の中で、日本語教育や生活ルールの理解を重要な課題として位置づけています。(出入国在留管理庁)

「日本人にはなれない」と言われても気にしない

回答者は、日本で外国人として暮らしていると、

「あなたは日本人にはなれない」

という趣旨の話をされることがあるとも語っています。

ただし本人は、それ自体を特に問題だとは感じていません。

最初から日本人とまったく同じ扱いを受けることを期待していないからです。

一方で、外国人だという理由で日本語が分からないと思われたり、本人が理解できないと思われて周囲で外国人について話されたりすることはあるとのこと。

日本文化について、すでに知っていることをわざわざ説明される「Japansplain」と表現されるような経験もあるそうです。

本人は、多くの場合は悪意というより親切心からだと考えているものの、最初の頃は戸惑いを感じたとしています。

「日本は地獄」でも「楽園」でもない

今回の回答で特に印象的なのが、日本に対する海外ネット上のイメージへの指摘です。

回答者は、インターネット上の日本について、

「ディストピアのような国」

あるいは、

「地上の楽園」

という極端な語られ方をされることが多いと指摘。

しかし、実際に住んでみると、そのどちらでもないとしています。

日本での生活はもっと普通で、良いところもあれば面倒なところもある。

この意見には多くの外国人ユーザーが共感していました。

別のユーザーも、

「日本は恐ろしいディストピアでも楽園でもない」

と、自分が15日間日本を旅行した経験を踏まえてコメントしています。

旅行者として見える日本と、数年間生活して見える日本には違いがあります。

観光地、コンビニ、鉄道、飲食店などの便利さだけを見ていると日本は非常に快適に感じられます。

しかし、仕事、住宅、行政手続き、人間関係などまで含めると、当然ながら面倒な部分も出てきます。

仕事は「昔のイメージほど酷くない」という声

日本の仕事文化についても興味深い意見が出ています。

海外では、日本の労働環境について、

「長時間労働」

「サービス残業」

「過労死」

といったイメージが強く残っています。

しかし今回の回答者は、現在の日本の職場が昔から語られているイメージほど極端ではないと感じています。

本人は日本の伝統的な業界で働いていますが、職場で大きな問題はなく、必ずしも外国企業のほうが日本企業より優れているとは感じないとのこと。

もちろん、業界や企業によって労働環境は大きく異なるため、一人の経験だけで日本全体を判断することはできません。

実際、別のユーザーからは、

「日本の会社で働いているが、ほとんど残業をしていない」

という経験談がある一方、

「日本企業では依然として長時間労働が問題になるケースもある」

という意見も出ています。

つまり、現在の日本の労働環境を「昔ながらのブラック企業」という一言で説明するのも、逆に「もう問題はない」と考えるのも難しいでしょう。

給料は低い?それとも生活費が安い?

日本で働く外国人から頻繁に出るのが「給料」の問題です。

今回の回答者も、

「給料はかなり低い」

と感じています。

しかし、それだけで生活が苦しいとは限りません。

日本国内で生活するのであれば、日本円で受け取った給料を日本の物価の中で使うことになります。

別の10年以上日本に住んでいる外国人も、

「海外へ頻繁に帰国したり、輸入食品ばかり買ったりするなら日本の給料は厳しく感じるかもしれないが、日本を生活拠点にするなら生活費とのバランスを考える必要がある」

と説明しています。

海外から見た日本の給料をドルやユーロに換算するだけでは、日本で実際にどれだけ生活できるのかは分かりません。

一方で、今回のスレッドでは、

「日本の給料水準は低い」

という指摘も複数ありました。

そのため、外国人が日本で働く場合、給料だけではなく、家賃、食費、交通費、税金、海外への送金などを含めて考える必要があります。

「便利さ」はかなり高く評価されている

日本で生活するメリットとして多くの外国人が挙げていたのが便利さです。

公共交通機関については高く評価する声があり、行政サービスについても、

「書類の手続きを期限通りに進めてくれる」

といった肯定的な意見がありました。

地方に住む回答者も、自宅周辺の生活の便利さを高く評価しています。

また、別の外国人は日本について、

「安全、清潔、公共交通機関が充実していて、社会のルールが比較的守られている」

といった点をメリットとして挙げています。

特に、海外から日本に移住した人にとって、

・電車やバスを利用しやすい
・コンビニやスーパーが多い
・街が比較的清潔
・行政手続きが整っている
・日常生活のサービスが充実している

といった点は、日本で暮らす魅力になっているようです。

ただし「日本食だけでは飽きる」

面白かったのが食生活についてのコメントです。

日本に来る前は日本食が大好きだったという回答者ですが、日本で暮らすようになると、メキシコ料理、イタリア料理、インド料理、中国料理などが食べたくなると語っています。

日本食を自宅で週4回程度作り、それ以外の日には別の国の料理を食べたり、外食したりしているそうです。

また、

「コンビニの食事にも飽きる」

という、日本に住んでいる外国人ならではの意見も。

さらに別のコメントでは、

「日本ではチーズが高く、質の良いチーズを見つけるのが難しい」

という話まで出ていました。

旅行中には気にならないような小さな不便も、何年も暮らしていると目につくようになります。

日本に住む外国人は過去最高に

こうした「外国人から見た日本の生活」が注目される背景には、日本に住む外国人そのものが増えていることもあります。

出入国在留管理庁によると、2025年末の在留外国人数は412万5,395人。

前年末から35万6,418人、9.5%増加し、初めて400万人を超えました。

国籍別では中国が93万428人で最も多く、ベトナムが68万1,100人、韓国が40万7,341人と続いています。

在留資格では永住者が94万7,125人、技術・人文知識・国際業務が47万5,790人、留学生が46万4,784人となっています。(出入国在留管理庁)

つまり、日本に住む外国人にとって「日本でどう暮らすか」という問題は、今後さらに身近なテーマになっていくと考えられます。

海外の反応

・日本に2年半住んでからの感想というのが、観光客の意見とは違っていて面白い

・日本は楽園でも地獄でもなく、実際に住むと普通の国だという意見には納得する

・日本語ができるかどうかで生活の難易度が大きく変わるというのは本当だと思う

・外国人コミュニティに閉じこもらず、日本人と交流すれば友達は作れるという話は興味深い

・日本語を勉強するのに何千時間も必要というのはかなり大変だ

・日本旅行だけでは絶対に分からない部分がたくさんある

・外国人が家を借りるときに苦労するという話は他の国でもあると思う

・日本の公共交通機関は実際に生活するとかなり便利だと思う

・行政サービスがしっかりしているという外国人の感想は興味深い

・日本の給料が低いという話と、生活費が比較的安いという話は分けて考える必要がある

・日本で暮らしている外国人がコンビニ飯に飽きるというのは面白い

・日本食が好きでも毎日食べていれば別の料理が恋しくなるのは当然だと思う

・日本に対する海外のイメージが何十年も前から更新されていないという指摘は面白い

・日本人が外国人に日本文化を説明しすぎるという話は少し分かる気がする

・外国人として暮らしていると、どれだけ日本語を話せても完全に日本人扱いされないというのはありそう

・10年以上住んで家まで買った外国人の意見が出てくるのは、それだけ長く住み続ける人もいるということ

・逆に10年以上住んだ後に日本を離れた人の意見もあり、やはり人によって経験はかなり違う

・日本は住みやすい部分と住みにくい部分がはっきりしている国なのかもしれない

・外国人が日本で快適に暮らすには、日本語と日本の生活ルールを理解することがかなり重要そうだ

・結局、日本に住むことが自分に合うかどうかは、その人の価値観や仕事、住む場所によって大きく変わると思う

「外国人にとって日本は住みやすいのか」という問いへの答え

今回のRedditスレッドで興味深いのは、「日本は外国人にとって住みやすいのか」という問いに対して、誰も一つの答えを出していないことです。

日本で2年半暮らしている人は、言語や住宅探しに苦労しながらも、現在の生活には満足しています。

10年以上住んで家を購入した人も、日本の生活を肯定的に捉えています。

一方で、10年以上日本に住んだ後に、日本人との人間関係や社会の閉鎖性に疲れたという人もいます。

つまり、

日本は外国人にとって住みやすい国なのか?

という問いに対する答えは、

その人がどこに住み、どんな仕事をし、どの程度日本語を話せて、何を求めているのかによって大きく変わる

というのが最も近いのかもしれません。

日本には、便利で安全な公共交通機関、比較的充実した生活サービス、豊富な食文化など、外国人から評価される部分があります。

その一方で、日本語の壁、住宅探し、文化的な距離感、外国人として見られ続けること、給与水準など、長期間暮らすからこそ感じる問題もあります。

今回のスレッドが面白いのは、まさにその両方が同時に語られている点でしょう。

観光客から見た日本ではなく、実際に日本で生活している外国人が感じる「普通の日本」。

そこには、海外で語られる「夢の国」でも「働きすぎの国」でもない、もっと現実的な日本の姿が映し出されていました。

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