電動キックボード

気軽に散策できる観光の「足」 県内初 電動キックボードで西伊豆めぐり

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西伊豆町は10月から県内初となるある乗り物のレンタルを始めました。町内を気軽に散策できる観光の足として活性化の一翼を担うと期待されています。

 ミラーとウインカー、ライトにブレーキランプ。西伊豆町観光協会がレンタルサービスを始めた「電動キックボード」です。ナンバープレートが付いていて公道を走ることができます。
 <利用客>「思ったより簡単で、すごく楽しく乗れました」「電動なので快適ですね」
 観光協会が公道を走れる電動キックボードに目をつけたのは、観光客の利便性を高め町内を回遊してもらおうという狙いがあるからです。
 <西伊豆町観光協会 塩澤一志会長>「西伊豆町の抱える課題として、公共交通の2次交通、3次交通が非常に少ないという課題があります。バスの本数も非常に少なく、ここに来てからの足が非常に足りないというご指摘の中でキックボードの採用をしました」
 伊豆半島は東海岸に鉄道が走る一方で、西海岸の公共交通はバスだけです。観光客のほとんどは車で目的地に直行してしまうことから電動キックボードがあれば町内を散策してもらえると考えたのです。
 <天野貴弘記者体験>「ヘルメットもかぶりましたので、これで準備万全です。西伊豆の中(の案内)をお願いします」
 公道を走る場合、原付の免許が必要で、このキックボードの法定速度は20キロです。
 <天野貴弘記者体験>「漁港に出ました。船も近いし、目線も近い。そんなにスピードも出ていないし、自転車とは違ったスピード感ですごく楽しいです」
 観光協会では電動キックボード用の散策マップを作りました。
 <西伊豆町まちづくり課 野村あみさん>「西伊豆町には9つの海岸があるんですけど、その中でも(田子瀬浜海岸は)1番透明度が高くて人気のスポットになります」
 <地域おこし協力隊 小村麻衣花さん>「運転が苦手な人だと、特に対向車が来ると怖いので、行きたくても行きづらい感じはあります」
 細い道もキックボードならば難なく走れます。しかし、全国ではトラブルが絶えません。2021年5月、大阪ではナンバーを取得していないキックボードによる事故で男が逮捕されています。西伊豆町観光協会では散策マップに危険個所や推奨するルートを載せ注意を喚起しています。
 <地域おこし協力隊 小村麻衣花さん>「電動キックボードで行くと1回降りて港の風景とか、一緒に写真撮ろうとか、結構ちまちま降りながらいけるので、車だと絶対降りないポイントで楽しめてすごくいいと思います」
 <西伊豆町観光協会 塩澤一志会長>「実用性から見たら自転車のほうが実用性もあり手軽さもあるが、非日常を味わっていただくというのが観光地ですので、そういった意味でも電動キックボード、そういった醍醐味を感じられる」
 マナーやルールをしっかり守り、ただの移動手段ではなく観光地・西伊豆を楽しむための新たなツールとして電動キックボードは期待されています。

11月4日 SBSテレビ「ORANGE」放送
#オレンジ6

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