高齢ドライバーによる事故が相次いでいますが、大阪も例外ではありません。去年、大阪狭山市では89歳の高齢者が運転する車がスーパーに突っ込み、3人が死傷する事故が起きました。ことしの10月には、大阪・枚方市では、学習支援施設に車が突っ込み、男性二人が病院に搬送される事故がありましたが、この事故を起こした、男性ドライバーも60代後半でした。
高齢者ドライバーによる交通事故があとを絶たない中、国は半年前、違反歴のある一部の高齢者を対象に、免許更新時の『＃技能検査』を義務化しました。
大阪・堺市の教習所を取材すると、＃高齢者講習には連日、大勢の70代以上のドライバーが…JAFが主催する講習会にも、多くの高齢ドライバーが参加。事故を起こさないための運転技術を体験する姿が…様々な事情があって、免許を手放せないという高齢の方々です。
高齢者ドライバーについて運転能力や運転時の脳機能などを研究する山梨大学大学院の
伊藤教授によりますと
「自分の運転に自信がある人ほど危険。あわせて周囲の意見を聞かない人はさらに危険」だということです。また、高齢者ドライバーの事故を防ぐためには個人だけでなく社会全体で新たな仕組みを作る必要があると指摘しています。
高齢化社会が加速するなか、今後のクルマ社会の在り方について、日本経済新聞社の井上キャップとともに考察します。
＃交通事故 ＃高齢者ドライバー ＃免許返納
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