自転車事故

増える“自転車事故” コロナ禍の影響も…「乗る機会増えた」という人 約3割に (21/06/12 09:00)

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気温が上がり、自転車の利用が増える季節になってきました。それに伴い自転車の事故も増えています。そして、コロナ禍による思わぬ影響も。身を守るためにどうしたらいいのでしょうか?

 6月8日、札幌市西区で自転車に乗っていた72歳の女性が、車にはねられ死亡しました。現場は信号機付きの横断歩道でした。

 5月27日には北海道東部の小清水町の交差点で、自転車に乗っていた登校中の男子中学生が乗用車にはねられケガをしました。事故当時、交差点には別の車もいて、双方が発見しづらい状況だったとみられます。

 北海道警によりますと、自転車に関連した事故は5月は104件に上ります。気温が上がり自転車を利用する人が増えたためと見られます。

 自転車の運転手がボンネットに乗り上げ、地面にたたきつけられる映像。自転車と車の事故のデモンストレーションです。自転車が事故で受ける衝撃を物語っています。このような自転車の事故が増えています。

 街では歩道の走行や、イヤホンをつけながらの走行など、危険な運転が目立ちます。

 事故が増えている背景を、自転車政策の提言を行っているNPO法人に聞きました。

 自転車活用推進研究会 小林 成基 理事長:「三密を避けるため、自転車の利用が増えている。あまりルールがわからないまま利用している人も。自転車がどこを走るかわかっていないケースや、自転車が車両だということもわかっていない人も」

 自転車の事故を減らすために、必要なこととは?      

 自転車活用推進研究会 小林 成基 理事長:「自転車なら大丈夫だろう、車が見てくれているだろうと思い込んで、事故に発展する。自転車は原付バイクと一緒だと考えてほしい。信号が赤なら止まる。一時停止の場所では止まる。傘をさしながら運転しない」 

 コロナ禍で自転車を利用する人が増えたという調査があります。

 新型コロナウイルスの影響で「自転車の利用頻度が増えた」という人は28.8%に上りました。年代別では20代が46.5%、30代が37.5%などとなっていて、若い世代で利用者が増加しているのがわかります。(共栄火災調べ)

 札幌市内の自転車店でも例年より売り上げが伸びていて、自転車は1.14倍、タイヤは2倍となっています。(鈴木自転車商会)

 これまで自転車を持っていたけれど乗っていなかった人が、コロナ禍をきっかけに利用するようになったというケースも多いようです。

 自転車を安全に利用するためのポイントを北海道警に聞きました。

 ・車道走行が原則
 ・車道は「左側」通行
 ・歩道は「歩行者優先」で車道寄りを「徐行」
 ・飲酒運転や2人乗り、並走などをせず安全ルールを守る
 ・子どもはヘルメット着用を

 加害者にも被害者にもならないよう、十分に注意して利用しましょう。

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