地域住民の生活を支える大型スーパーが今、頭を悩ませているのが、駐車場に無断で止められた謎の放置車両。
ずらりと並ぶこれらの放置車両の中には、タイヤのない車、ナンバープレートのない車、さらに高級車や人気の車種も含まれている。
「イット!」は、この謎の放置車両を緊急取材。
そこで遭遇した車の持ち主を直撃した。
取材班が向かったのは、兵庫・加古川市にある大型スーパー。
その駐車場で取材班が発見したのは、放置され続けていると思われる、ナンバープレートやタイヤのない車。
1列のスペースだけで、少なくとも10台以上の放置車両が確認できた。
さらに、水上バイクも放置されていた。
スーパー利用者「10年近く(放置されてる)と思う。最初に置きだした人がいて、(ほかの人が)多分同じようにして...」
取材班が駐車場で聞き込みをしていると、駐車場に止めた車の中で生活している男性と遭遇した。
放置車両の持ち主「(Q. 車で生活している?)うん。スーパーは利用しとるで。ほとんどここで買い物はしよるから。そこにお風呂(銭湯)あるでしょ。住所はあるけど、ごみみたいなもんやから、ごみや!」
この男性は、家にいると家族に迷惑がかかるという理由で、10年以上も前から車上生活をしているという。
さらに、別の男性も車上生活組。
放置車両の持ち主「(Q. あの車の持ち主?)うん。(Q. 車の中で生活を?)うん、車検切れて乗られへんから...持って行くところがないから、ここに止めさせてもらってる。エンジンかからへんから、車におったら寒いがな。(Q. 何か思うことは?)そら、悪いなと思いますわ」
駐車場を管理しているスーパーは、放置車両が21日までに移動されない場合、強制撤去を始めるとしている。
FNNプライムオンライン
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