スタントマンが自転車事故などを再現する交通安全教室が10日、結城市結城の城西小学校(塚田敦夫校長、児童226人)で開かれ、児童たちは迫真の演技に事故の恐怖を学んだ。
校庭で全校児童や保護者らが見守る中、スタントチーム「スーパードライバーズ」(東京)の6人が乗用車や自転車を使い、事故を実演した。
携帯電話や傘を持った自転車の衝突、トラックの内輪差の巻き込み、運転席の死角による交差点事故などを再現。
子どもたちは、跳ね飛ばされるスタントマンや変形した自転車に息をのんだ。
スタントマンは「ヘッドホンは周囲の音が聞こえず危険」「内輪差に注意し、信号待ちでは3歩下がろう」などと指導した。
同教室は「スケアード・ストレート(危険性の疑似体験)」と呼ばれる教育方法。
同校の創立周年記念事業として、PTAと協力して開催した。
6年生の稲葉瑞季さんは「ちょっとした不注意が大事故につながることが分かった」、河津加伊登君は「信号待ちでは車道に近づかないよう注意する」と話した。