自転車で対向車線に飛び出し、危険運転を行う人物。今、千葉県内でこうした「ひょっこり運転」が相次いで目撃されています。関連はあるのでしょうか。
■関連は?相次ぐ“ひょっこり運転”
千葉県柏市の車道を走る自転車が対向車線に。“ひょっこり”と対向車の前に顔を出す、まさに危険な運転です。今、こうした自転車の“ひょっこり運転”の目撃が相次いでいるのです。
同じ人物かは分かりませんが、“ひょっこり”された自動車側のドライブレコーダーの映像。画面の左手奥から飛び出してきた自転車が自動車の前に割り込みます。と、その時…。
運転手
「明らかに、こちらに突っ込んでくるかのようなそぶりを見せて、こちらは急停車しました」
この映像も同じく柏市で撮影されたものです。運転していた人は気になることがあるといいます。
運転手
「黒いサングラスを掛けた金髪という特徴が報道内容と一致していました」
10日に番組でも報じた危険な運転の人物も目撃者によりますと、金髪のような髪に黒いサングラスをしていたといいます。また、2月に柏市で撮影された人物も金髪にサングラスです。
■危機一髪!運転手語る“恐怖”
柏市の隣の千葉県我孫子市でも。青信号を渡ろうとした、その時。突然、金髪で黒いサングラスの人物が自転車で飛び出します。
運転手
「飛び出してきたというよりも運転手側を驚かせるという意図を感じた」
■“ひょっこり運転”その心理は?
これらが同じ人物か分かっていません。一体、何が目的なのでしょうか。専門家はこう読み解きます。
犯罪心理学者 東京未来大学 出口保行副学長
「ゆがんだ自己顕示欲というものが背景にあると思う。自動車の“あおり運転”と同じ系統のものだろうと思う。他の人に対して攻撃行動を行う。他の人がひるむさまを楽しんでいる状況だと思う」
しかし、やられた自動車はたまったものではありません。専門家は今後も注意が必要だと指摘します。
犯罪心理学者 東京未来大学 出口保行副学長
「こういうような行動は繰り返されてしまうのも特徴的。快感になって、徐々に行動がエスカレートしていくことになる。現在のやり方では飽き足らなくなって、さらに大胆な行動に出ていくと予測される」
今回、千葉県での危険な運転を目撃した人は「本当に迷惑」「早く取り締まってほしい」と話していました。警察は道路交通法違反も視野に捜査を進めているということです。
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