概要欄
10月26日、北海道東部の標茶町でトラックとワゴン車が正面衝突し、2人が死亡、1人が意識不明の重体です。
車がシカにぶつかったとみられ、警察で事故原因を調べています。
大破した車事故があったのは標茶町雷別の国道272号線です。
26日午後4時45分ごろ「車とシカがぶつかって事故が起きた」と、事故を目撃した人から警察に通報がありました。
現場ではワゴン車とトラックが正面衝突していて、ワゴン車の男性2人が搬送先の病院で死亡が確認されました。
トラックの男性運転手は意識不明の重体です。
現場は片側1車線の道路で、近くにはシカ1頭が死んでいました。
警察はシカが事故に関係しているとみて事故原因を調べています。
道警によりますと、エゾシカによる交通事故の発生件数は5年連続で過去最多を更新。2021年は初めて4000件を超えました。
シカの習性に詳しい専門家によりますと、シカは特に早朝と夕方に活動が活発になり、事故は午後4時から8時までの間で全体の半数以上を占めています。