概要欄
知床沖の観光船沈没事故で運輸安全委員会が、船の前方にあるハッチから海水が入り込んだことが沈没の原因とみていることが新たにわかりました。
関係者よりますと事故原因を調査している国の運輸安全委員会は、観光船「KAZU1」の甲板前方にあるハッチの留め具が十分に締まっていない状態で航行したことが、沈没につながったとみていることが分かりました。
留め具に不具合が見つかったということです。
また、船底を3つに仕切る隔壁に穴があり、エンジンのある機関室前後の壁はふさがれていたものに十分な強度がなく、ハッチからの海水が船底全体に流れ込んだのが沈没原因と見ています。
この事故原因の報告書は早ければ来週にも公表されます。