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カーブ直進するトラック…バスは急ブレーキ 17人死傷事故の原因は ドライブレコーダーに記録された事故の瞬間 北海道八雲町 (23/06/19 19:00)

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合わせて17人が死傷。

原因は何だったのでしょうか。

 北海道南部の八雲町で6月18日、トラックと高速バスが正面衝突し、17人が死傷した事故で、トラックが対向車線にはみ出したとして、運行する会社が謝罪しました。

 ドライブレコーダー:「わーっ」

 激しい衝突と共に、飛び散る部品。

 パネル部分が壊れたトラックからは積み荷のブタが路上に投げ出される様子が確認できます。

 6月18日正午ごろ、八雲町の国道でトラックと高速バスが正面衝突しました。

 バス乗客の男性:「急ブレーキをガッと踏んだら前行くじゃないですか。そんな感じでドーンといったんで」

 この事故で、トラックとバスは前方部分が原形を止めない程に壊れ、双方の運転手を含む5人が死亡、12人がケガをしました。

 日本クリーンファーム 吉原 洋明 社長:「このたびは大変ご迷惑をお掛けしまして、本当に申し訳ございません」

 事故で亡くなった髙橋裕美さんは、英会話教師をしていました。

 札幌・厚別区のカフェで英話を教えていた髙橋さんは2023年2月、みんテレの取材に応じていました。

 職場の関係者は、突然の悲報に衝撃を受けています。

 
 髙橋さんの生徒:「私は若くはないので、英語のスキルを上げて仕事に生かすとかではないが大切だと思っていたので、ずっと良い関係を続けたいと思っていた。本当に悲しいし、ずっとお付き合いしていきたい人だった」

 事故はなぜ起こったのか。

 ドライブレコーダーの映像では、トラックが緩い左カーブをまっすぐ直進し、対向車線にはみ出しているように見えます。

 死亡したトラック運転手の梶谷誠さんは運転歴約30年のベテランでした。

 日本クリーンファーム 吉原 洋明 社長:「最近の勤務については、直近3か月の状況をすぐに確認しましたが、長時間労働や過重労働にあたるような労働時間にはなっていなかった。映像を見る限り、当社の車がセンターラインを越えて、高速バスの正面にぶつかっているのを見ると、当社の車がセンターラインを越えてぶつかったものと認識している」

 梶谷さんが通っていた理髪店の店主は…。

 梶谷さんが通っていた理髪店の店主:「だいたい2か月に1回ぐらいはずっと来てましたけどね。(Q:普段、病気や持病とかはあった?)病院に通ってるっていう話も一切聞いたことはなかったですけどね」

 一方、バスを運転していた興膳孝幸さんも乗務歴15年のベテラン。

 衝突の直前、バスは急ブレーキをかけていました。

 バスの運行会社:「普段から後輩乗務員からも慕われてよく話しかけられたり、アドバイスを本人がしたりというのも含めて信頼が厚いと感じておりました」

 バス会社によりますと、死亡した3人の乗客はトラックが衝突した側の運転席後ろの窓側の座席に座っていました。

 このほか12人が重軽傷を負いました。

 函館市の若﨑友哉さんが勤務する函館市役所。

 突然の訃報に上司は…

 若﨑さん上司:「信じられないという感じだった。今も普通に(出勤して)来るのではないかなと、まだそういう状態ですね」

 突然の死亡事故に都市間バスを利用する人から不安の声も。

 都市間バスの利用者:「いつも乗っているけど運転手とか乗務員とか親切ですし。それで利用している。お客さんとしては防ぎようがない」

 警察は19日午後、改めて現場確認を進めるなど、過失運転致死傷の疑いで事故の原因を詳しく調べています。

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