県内のほとんどの小中学校で7日、始業式が行われ新学期がスタートしました。
そうした中、登下校中の交通事故を防ごうという取り組みも行われました。
北九州市小倉北区の小倉中央小学校では、児童約250人が始業式に臨みました。
緒方眞奈美校長は「日々のあいさつなどをしっかりと行いながら、新しい気持ちで1年間を過ごしましょう」と呼びかけました。
北九州市では7日、あわせて188校の公立の小中学校で始業式が行われたということです。
子供たちが、新たに始まった学校生活に期待を膨らませる中、改めて注意が必要なのは子供の交通事故です。
去年11月、神奈川県内で撮影されたドライブレコーダー映像。
画面左側、横断歩道のない所を、突然、子供が走って横断しました。
ドライバーにとっては何とも「ヒヤリ」とする一幕…。
また別の場所でも-。
進行方向は青信号…にも関わらず、キックボードに乗った子供が交差点内に侵入してきました。
福岡県警によりますと、去年までの5年間で、県内の歩行中の交通事故での死傷者は、7歳児が351人と突出。
次いで8歳児が283人、6歳児が240人と小学校低学年の子供の死傷者が目立っています。
こうした背景について福岡県警は、
・道路上の危険についての知識が未熟
・登下校などで単独行動が増える
などと分析しています。
◆警察官
「横断歩道があるので横断歩道を渡ってください」
福岡県警は、新学期にあわせて、7日から翌週いっぱいを「子どもたちの交通事故の防止」強化週間と定めています。
◆警察官
「横断歩道を渡る時は必ず止まって右・左・右とよく見て、手を上げるなど合図して、車が来てなかったら渡りましょう」
7日朝、福岡市西区の西都北小学校では、DJポリスが登校する児童に向けて安全な登下校のための『交通ルール』を呼びかけました。
子供だけでなく、保護者やドライバー、地域の人たちの「交通安全への意識」も求められています。
◆西警察署 金子健一 交通課長
「子供は急な動きをするので、よく見て、見守って欲しいと思います。登下校も含めて、子どもを見守るほかにも、大人自身が交通ルールのお手本となって子どもに伝えていってほしい」