名古屋市内で電動キックボードを違法に運転したとして、男性2人が書類送検されました。
法律上は原付と同じ扱いで、歩道を走ってはいけないといったルールがありますが、街中を見てみると…。
名古屋の繁華街を走る電動キックボード。走っても全く追いつけないスピードで歩道を走っていきます。
時速30キロ以上出るものもある電動キックボードは法律上、原付バイクと同じ位置づけで、ヘルメットの着用や、ナンバープレートの設置が義務付けられています。しかし…
「ナンバー付けるものなんですか?」
(電動キックボードに乗っていた男性)
Qへルメットはいつも着けてない?「そうですね」
Q危なかったことは?「道路(車道)は通らないんで…」
「車道は通らないから安全だ」と話す男性。本末転倒…歩道を走ることが法律違反です。さらに、一方通行を無視して走行する人も。
インターネットで気軽に購入でき、交通ルールの十分な知識のない人たちによる危険な走行が増えているのです。
こうした中、愛知県警は13日、名古屋市中村区に住む20代の男性2人を書類送検しました。
27歳無職の男性は自賠責保険に加入せず、バックミラーがない状態で、電動キックボードで歩道を走った道路交通法違反などの疑いが持たれています。
男性は「歩道を走れないことは知っていた」と容疑を認めているということです。
また22歳の自営業の男性は、無免許で運転して、交差点でバイクと衝突、相手にけがをさせた過失運転傷害などの疑いがもたれています。
男性は「原付ではないと理解してしまった」と容疑を一部否認しています。
実は国はいま、時速15キロ以下の電動キックボードについては運転免許の取得を不要にし、ヘルメットの着用も義務化しないことを検討していますが、現状では、原付バイクと同じ扱いです。
バックミラーやウインカーもついている電動キックボートを、およそ10万円で買ったという、埼玉県から名古屋に出張中の自営業の男性。名古屋市内での営業のため、わざわざ車に載せて持ってきたと言います。
「電動自転車は折りたためないし、電動キックボードのほうが楽。ある程度の距離なら簡単にいける」
ルールを守る人がいる一方で危険な走行も増え、社会問題となりつつある電動キックボード。警察は取り締まりを強化しています。
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