概要欄
北海道知床沖の観光船沈没事故は、5月14日で3週間となります。13日も捜索が続いています。
一方、事故を起こした運航会社の別の船が2020年、ほかの船との衝突事故を起こしていたことがわかりました。
田中 うた乃 記者:「依然、行方のわかっていない12人の捜索に観光船が向かいます」
北海道斜里町ウトロ漁港では13日朝、地元の観光船2隻が行方不明者の捜索に協力するため港を出ました。
ウトロ地区では、小型観光船業者3社が知床岬の沈没現場近くまで行く長距離観光コースの運航を、今シーズンは中止することを決めています。
一方、沈没した「KAZU1(カズワン)」を所有する「知床遊覧船」の別の船「KAZU3(カズスリー)」も、2020年に事故を起こしていたことが分かりました。
運輸安全委員会によりますと、「KAZU3(カズスリー)」は2020年7月、港でほかの会社の観光船に船尾がぶつかり、両方の船が損傷したということです。
「知床遊覧船」では2021年、「KAZU1(カズワン)」が2件の事故を起こし、特別監査を受けていました。