5日午前、大阪市都島区の工事現場で重機が倒れ、通行中の男性がけがをしました。
現場のいまの状況はどうなっているのか、坂元龍斗アナウンサーが伝えます。
【坂元龍斗アナウンサー】「重機が倒れた現場が見渡せる建物からお伝えします。向かって右側が工事現場で、真ん中にある杭打機が左側に向かって倒れ、フェンスを倒しました。車道、歩道をふさいでいて、さらに反対側にある美術館の屋根も壊しています。この場所は大阪駅から車で15分ほど、そして車通り、人通りもある場所です」
午前9時すぎ、大阪市都島区で『重機が倒れた、掘削機が倒れた』という通報がありました。
警察などによりますと、杭打機が隣の敷地にある藤田美術館の方向に倒れ、接触した屋根の一部が壊れました。
この事故で近くをバイクで通っていた50代の男性がはずみで転倒し、軽いけがをしました。また、周囲に燃料が漏れ出し、消防が対応にあたっているほか、電柱が倒れ、周囲のおよそ20件で停電をしましたが、現在は復旧をしています。
この工事現場は元々『太閤園』という結婚式場、宴会場などがあった場所で、今は解体、売却されて、宗教団体の大きな講堂を作っている最中だということです。
住民の方によりますと、杭打機が倒れた直後に工事関係者の方が『バランスを崩した』というような会話をしているのを聞いた方がいらっしゃいました。
原因ははっきり分かっていませんが、もしかしたらそれが原因なのかもしれません。
【坂元龍斗アナウンサー】「車通り、人通りもある場所なので、亡くなる方がいらっしゃらなくてよかった、不幸中の幸いだなと現場を見て感じます。復旧のめどですが、あまりにも杭打機が大きいので、消防としても『戻すのは大変なので、復旧のめどは立っていない』という情報も入ってきています」
Q.普段は人通り、車通りが多いということですけど、今杭打機が倒れているので、付近は通行止めになっているのでしょうか?
【坂元龍斗アナウンサー】「まさに今規制線が張られ、警察が立っていて、通れないようになっているんですね。規制線がいつ解除されるかもまだ分かっていません」