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事故はなぜ起きた?水上バイク事故の対策は?マリンスポーツ指導者は“強風による高波”を指摘【佐賀県】 (23/09/07 18:40)

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事故はなぜ起きてしまったんでしょうか?周辺の海域に詳しいマリンスポーツインストラクターの男性は、“強風による高波”を指摘します。

【KARATSU CLUB 藤川雄大さん】
「ちょうど風向き的に穴の中、釜(洞窟)の中に波が入っていくような状態なので、泳いでいる人なんかひとたまりもない」

唐津市でマリンスポーツの指導などを行う藤川雄大さんです。事故が起きた前日、9月4日から唐津市では荒れた天気が続いていたといいます。

【KARATSU CLUB 藤川雄大さん】
「波も風も岸壁に打ち寄せて、このあたりで停滞してしまうと勝手に七ツ釜の方に吸い寄せられたり、岸壁に打ち寄せられたりとか。今週月曜からこのくらいの風が吹き始めていたので事故当時もこれに似た近い状態だと思う」

事故の要因は何だったのか?藤川さんは“強風による高波”を指摘します。

【KARATSU CLUB 藤川雄大さん】
「岩礁地帯に乗り上げたとか、その時ちょうど大きいうねりに角度悪く入ってしまったとか…“横転”ですよね。縦にひっくり返ることはなかなか無いと思うので横にコロンと転がってしまう」

気象台によりますと事故当時、唐津地区には強風と波浪、それに雷注意報が出ていました。波の高さは約3メートルで藤川さんは「遊覧船でも七ツ釜に近づくのは難しい」と話します。

【KARATSU CLUB 藤川雄大さん】
「日中、太陽が高くなる時間帯は一番気温も高くなって、一番風が吹きやすかったり風が吹いてくると波ができたり、そんな時間帯になる」

水上バイクの運転には特殊小型船舶免許が必要ですが、出航するかどうかは個人の判断に委ねられています。
秋口のこの時期は風向きの変動が大きいほか台風が近づくと強風が続くのが特徴で、海のレジャーには事前の気象状況の確認が重要だといいます。

【KARATSU CLUB 藤川雄大さん】
「自然に行く場合は自分の体調と使う道具と気象条件、これはチェックしていかないと何が起こるか分からない。必ず行く際にはチェックしてもらいたい」

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