県内での自転車による死亡事故の増加を受けて、県警など関係機関が緊急対策を始めました。
<県警交通指導課 大村彦彰課長>「8月以降、死亡事故が増加しました。現在も歯止めがかかっていない状況」
緊急会議で警察など関係機関が共有したのは、自転車事故増加の危機感でした。特に静岡市では自転車による死亡事故は2020年の同じ時期までゼロでしたが、2021年はすでに8人が亡くなっていて、県内全体の約6割を占めます。
<警察官>「ここ一時停止ありますからね、止まりましょう」
県下一斉の緊急対策として9月1日から県警は一時停止や左側通行といった自転車の交通ルールの徹底を呼びかけています。静岡市駿河区で発生した死亡事故では、自転車側が一時停止を無視して車と衝突したとみられていて、県警は新学期を迎えたこの時期の事故増加にも危機感を募らせています。
<静岡南警察署 池本芳郎交通課長>「自転車は車両と同じ。歩行者ではないということを強く考えてもらって『止まれ』は必ず止まる。止まらないと交通事故に遭ってしまうと認識して運転してほしい」
「自転車事故抑止緊急対策」は9月10日まで行われます。