北海道内で自転車を使用した子どもが被害に遭う交通事故が相次いでいます。
事故を防ぐにはどんな対策が必要なのでしょうか。
生活道路を走る車。
丁字路にさしかかると…突然飛び出してきたのは自転車に乗った子どもです。
車は徐行していたので間一髪、衝突を免れました。
こちらは…
左折した車がスピードを上げた途端、対向車線の車の間から自転車の子どもが突然飛び出してきました。
車は急ブレーキをかけましたが、自転車に衝突。
自転車を使用中の子どもが被害に遭う事故が北海道内でも相次いでいます。
6月21日栗山町の交差点で、横断歩道を自転車を押して渡っていた女子中学生が乗用車にはねられ、意識不明の重体です。
6月20日には札幌市西区の交差点で小学生の女の子が送迎バスにはねられ、意識不明の重体に。
2022年4月には札幌・西区の交差点で小学生の男の子が、ワゴン車にはねられ、頭を強く打ち死亡しました。
相次ぐ事故に街の人は……。
30代女性:「飛び出すので子どもは。自転車(のルールを)教えるのも難しい」
60代女性:「(子どもが)小さい時は飛び出さないように注意していた」
事故をどう防げばいいのでしょうか。交通事故防止の専門家は……。
ディ・クリエイト 上西 一美 社長:「毎日走っている道路や通学路で慣れた道での油断。不安全な行動をしても事故にならない経験を積むと安全と勘違いする」
では、事故から子どもの身を守る方法は…。
上西 社長:「やはりヘルメットの着用。自転車は何かにしがみつく人間の習性でハンドルを握ったまま転ぶ。それで頭を強打して重体になる」
一方ドライバーには…。
上西 社長:「見通しが悪ければ停止して、子どもの命を守ってもらいたい」
痛ましい事故が起きないように交通安全について家庭で話し合う時間を持つことが大切です。