電車事故

JR福知山線脱線事故から16年 静かな祈り

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107人が亡くなったJR福知山線の脱線事故から4月25日で16年。

新型コロナウイルスの影響で慰霊式は中止され、遺族たちはそれぞれの場所で犠牲者を悼みました。

新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、JR西日本は2年連続で追悼慰霊式を中止し、けさは事故現場で社長など幹部が献花を行いました。

そして、事故発生と同じ午前9時18分ごろ。 事故から16年。 静かな祈りがささげられました。

2005年4月25日、JR福知山線の塚口ー尼崎間で、制限速度を大幅に超えた快速電車がカーブで脱線してマンションに激突。

乗客106人と運転士1人が死亡し、562人が重軽傷を負いました。 事故の責任を巡っては、JR西日本の元社長が業務上過失致死傷の罪で在宅起訴されたほか、歴代の3社長も同じ罪で強制起訴されましたが2017年までにいずれも無罪判決が確定しています。

慰霊式が中止となったきょう、事故現場の慰霊施設「祈りの杜」を一部の遺族が訪れたほか、現場周辺でも住民が花を手向けていました。

コロナ禍で式典や遺族たちの交流の場が減っているほか、JR西日本でも事故後に入社した社員が半数を超えるなど、事故の風化防止が課題となっています。

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