概要欄
4月から自転車に乗る際のヘルメットの着用について大人にも努力義務が、課されるようになります。法改正を前に岡山市の自転車店ではヘルメットの需要が高まっています。
岡山市北区の自転車店、「サイクルゼット」です。2023年に入ってからヘルメットの需要が高まり、これまでには来なかった50代や60代の客も訪れているということです。
(サイクルゼット 岡田宗明代表)
「ブランド数も増やし(去年に比べ数は)1.5~2倍。バリエーションも色、形、デザイン合わせて50種類そろえている」
これまでの道路交通法では、13才未満の幼児や児童を自転車に乗せる場合、ヘルメットをかぶらせるよう保護者に努力義務が課せられていましたが、4月からは、すべての人が対象になります。
岡山県警によりますと、自転車事故でヘルメットを着用してない場合の致死率は、着用時に比べて2.2倍になるいうことでこちらの店でも安全面からヘルメットの着用を薦めています。
(サイクルゼット 岡田宗明代表)
「面倒くさいとか女性は髪型が…という人もいるかもしれないが、今後自転車をメインの交通手段と考えるとかぶった方がいい」
選ぶ際に大切なのは、自分の頭の形にフィットするかどうか。必ず試着をして確かめるのがポイントということです。
2022年、岡山県内で自転車事故で亡くなった18人は、いずれもヘルメットを着けていなかったということで、警察では、「ヘルメットは頭を守るうえで非常に大事。来月からと言わず着用してほしい」としています。