概要欄
11日夕方、鹿児島市で高齢の女性が運転する普通乗用車が、横断歩道と歩道で4人をはねた事故では1人が死亡、1人が意識不明の重体、1人が重傷、1人が軽傷です。
警察は過失運転致死傷の可能性も視野に調べを進めています。
警察によりますと、11日午後6時ごろ、鹿児島市下荒田1丁目の県道の交差点で、サービス業の84歳の女性が運転する普通乗用車が、横断歩道で2人をはね、さらに植え込みを乗り越えて、歩道にいた夫婦をはねました。
この事故で運転していた女性を含む5人が病院へ搬送され、歩道にいた姶良市の今西和隆さんが約2時間半後に死亡し、今西さんの妻が右足を骨折する重傷で入院しています。
また、横断歩道上ではねられた鹿児島市に住む、医療事務の48歳女性が両足骨折などで意識不明の重体、鹿児島市に住む医療事務の22歳女性は左腕打撲の軽傷です。
車を運転していた84歳の女性は肋骨の骨折などで入院しています。
近くにいた人
「いきなり大きな音がボーンと鳴って、声が聞こえてきて。ガラスが散らばっていた」
警察によりますと、女性の車は通称「二中通り」からスピードを落とさずに交差点に進入し、そのまま事故を起こしたとみられ、ブレーキの跡は確認されていないということです。
坂口輝記者
「事故から一夜明けた現場ではスーパーの関係者が片付けをする様子が伺えます」
12日朝、事故現場を付近を通る人からは不安の声が聞かれました。
近くの住民
「住んでいる近くでこんな大きな事故は初めて。怖いです」
「子どもと一緒に(近くのバス停を)利用しているので怖い」
警察は過失運転致死傷の可能性も視野に調べを進めています。