だいぶ事故から日が経って怪我も治ってきたので、今後も同じような事故を起こすライダーが出ないよう啓発のために公開します。
00:07 PAへのランプ進入のため車線変更
00:08 40km/h制限の標識(気づかず)
00:11 再度40km/h制限の標識(気づかず)
00:15 右へほぼ90度曲がるコーナーだが、路面に減速の表示がなく、ブレーキ遅れ、事故
事故概要:
寝不足や長時間の運転にも関わらず運転を継続して散漫運転となってしまっていた。
結果、カーブの発見・減速に遅れ事故に繋がった。
場所:北関東自動車道を東から西へ進んでおり、太田強戸PAに進入するランプ
バイク車種:YAMAHA MT-07
損傷(バイク): タイヤ・スライダー・ステップに小さい擦り傷。自走可能。
損傷(人間): 左腕に切創・挫創(全13針)。骨折無し。頭部CT、MRI異常なし。
損傷(服): 軽装だったので接触箇所から破れ(動画内で視認可)。
動画と記憶から読み取れる事実
- カーブに気づくまで加速を続けていた(アクセルを握ったままの状態)。
- ブレーキ動作をした後、バイクを倒して曲がろうと試みたが転倒の恐れがあったので、バイクを立ててブレーキに専念した。
- 衝突時の速度は約50km/hであった。
原因
- 当日は睡眠不足気味であった。
- 事故までに3時間、高速道路をほぼ休憩無しで走行していた。
- 過去に500km近い距離を高速道路で走るのが初めてだった。
- 給油のためにPAに寄るか、高速を降りてから給油するか悩んでいた。
なぜなぜ
- なぜ睡眠不足なのに運転をしたのか
→ 直近で北海道ツーリングを予定しており、長距離運転になれておきたかった。
- なぜ休憩を取らなかったのか
→距離のわりの疲れてるという感覚がなかった。気持ちも高まっていた。
- なぜ給油で悩んだのか
→当該バイクは燃料タンクと燃費の関係で300kmほどしか走れず、また、早朝だったため、下道のガソスタもオープンしてない可能性があり、給油場所で悩んでしまった。
- なぜカーブで減速しなかったのか
- 高速の速度に慣れており減速をするという考えに至らなかった。また、カーブの旋回半径がもっと緩いものだと誤認してしまった。
真因
- 高速道路の速度感に慣れすぎたこと及び寝不足・休憩不足などの体調不良による無理な運転
事故後の対応
・動画では分かりづらいが、出血が止まらなかった。
・左腕を強打しており、痛みもあり骨折している可能性があった。
・PAに誰か職員がいないか確認したが早朝だったのか不在だった。
上記のため、自ら119番通報し、太田の病院に運ばれた。
・いちおう「壁」との「接触事故」になるため、警察の取り調べを病院で受けた。
→事故相手はNEXCO東日本になるが、当該箇所は他の車と思われる傷が多数ついておりNEXCO東日本側は損害が無かったことにしてくれた。
→これにより、物損事故ではなく自損事故(自分で転んだだけ)と同じ扱いの事故になった。
・病院で一通り処置してもらった結果、バイク事故とはいえ、少し大きな切り傷のため、縫合してるのであまり動かさないように指示があった。
・NEXCO東日本・群馬県警に聞いた限りではPAにバイクを停車しておくことは可能だが、事故現場から自宅まで近かったので自走して帰った(県警了承済み)
・なお、病院からPAまでは群馬県警の高速機動隊のパトカーに乗らせてもらいました。タクシーで行くつもりだったのだけれど、ありがとうございます。怪我の心配などもしてくださり、とても嬉しかったです。その後も自賠責をFAXで送るとか連絡を少し取り合ったのですが、その際も怪我のことを気にしてくださり、本当にありがとうございました。