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飲酒逆走死亡事故 同乗の16歳少年を新たに書類送検 飲酒知りながら乗せるよう依頼【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年11月13日)

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 埼玉県川口市で9月、男が酒を飲んで運転したうえ、一方通行の道路を時速100キロで逆走した車による死亡事故で、運転手の男の容疑が危険運転致死からより軽い過失運転致死に変更されていた。また、同乗していた16歳の少年が新たに書類送検されたことが分かった。

■男は逆走を認識 飲酒運転は「休んだのでいいと思った」

 画面上から猛スピードで走ってきた車が左から走ってきた車の側面に衝突。速度を緩める様子は全くないまま交差点へと進入し、激突した。衝突された車は、回転しながら歩道へ飛ばされ、部品などが広範囲に散らばっている。

 別の映像では、衝突した車が回転しながら街灯を倒し、その後、停止する様子が映っている。

 川口市で、9月に起きた事故。当時18歳の中国籍の男が酒を飲んで運転し、乗用車に衝突。この事故で衝突された車を運転していた、51歳の男性が死亡した。

 事故直後の現場は、大破した車が歩道に乗り上げ、根元から折れた5メートルほどの街灯が横たわるなど事故の大きさを物語る様子が残されていた。

 今月12日に改めて現場を取材すると、事故現場付近の家の側面は木の板が打ち付けられていて、石段は崩れたままになっている。

 この事故で車を運転していた、当時18歳の中国籍の男が現行犯逮捕された。なぜ男は、狭い道を猛スピードで走っていたのか?

 事故の瞬間の映像を見ると、車が猛スピードで走ってきた道路には一方通行の標識がある。

運転していた男の供述
「逆走しているのが分かり、早く通り抜けようとした」

 事故を起こした交差点の120メートル手前には進入禁止の標識があり、その先にも一方通行を示す標識がある。

 男は逆走していることを認識し、そのエリアを早く抜けようとして時速100キロ以上の猛スピードで走っていたという。飲酒運転に関しては、こう供述している。

運転していた男の供述
「飲み会から3時間くらい休んだのでいいと思った」

 事故から1カ月以上が過ぎた12日、新たな事実が判明した。事故直後、現場では同乗者の姿が目撃されていた。

近くに住む人
「後ろに乗っていた人たちは、そこの現場にいなくて逃げた感じになっています」
「(Q.そのドライバー以外の人間は?)逃げましたね」

 捜査関係者によると、同乗していた少年は事故後に立ち去ったが、その後、家族に付き添われ警察に出頭したという。

 運転手の飲酒を知りながら、車に乗せるよう依頼したことが酒気帯び運転の同乗罪にあたるとして書類送検された。

■自転車に衝突 カメラ捉えた不可解な動き

 車による死亡事故は11日、神奈川県藤沢市でも起きた。

 ひっきりなしに車が行き交う交差点、歩道には信号待ちをしている1台の自転車がいる。

 すると画面右奥の方から、軽ワゴン車が急に進路を変え歩道へと向かってくる。

 車は、看板の向こうにいた自転車に衝突。そのまま20メートルほど先の駐車場で止まった。

 この事故で自転車に乗っていた男性(47)が死亡した。

目撃者
「仕事をしていたら車が飛び込んできたのが見えた。運転手は降りてきて電話していた」

 歩道に乗り上げ、自転車に衝突した軽ワゴン車。なぜ、交差点内で急に方向転換をしたのか。

 別の角度の防犯カメラを見ると、対向車が強引に右折しようとし、2台の車がかなり接近していることが分かる。

 事故が起きた後、右折車は止まる様子もなく、ゆっくりと現場を後にした。

 直進優先の交差点で起きた死亡事故。警察は、右折車が軽ワゴン車に著しく接近し進路を変更させたうえ、自転車の男性の救護を怠ったまま現場を去った“ひき逃げの疑い”で捜査している。

■「危険運転」→「過失」に切り替え送致

 相次ぐ車による死亡事故。

 川口市の事故で現行犯逮捕された男は、「危険運転致死」の容疑で送検されていたが、先月、家庭裁判所に送致された際の罪名は危険運転致死より軽い「過失運転致死」。

 一方通行の標識には「2輪を除く」と書かれている。この2輪を除くという表示があることにより、危険運転致死罪に問えない可能性があるという。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年11月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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