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逆走、炎上…GWに相次ぐ事故 繁華街“時速100km”暴走 飲酒運転か【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年5月6日)

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 5日、神奈川県横須賀市で車が暴走し、路線バスなど8台に衝突する事故が起きた。車を運転していた男から、基準値のおよそ3倍のアルコールが検出された。

■繁華街、暴走の瞬間

 赤信号で停車した車のドライブレコーダー映像。暴走した車が対向車に衝突。そのまま前方の軽自動車とバスにも衝突した。

事故の目撃者
「ものすごい音でしたね。立て続けに連続でバンバンという感じ」

 事故が起きたのは横須賀市の横須賀中央駅からおよそ300メートルの場所にある繁華街。5日午前11時20分ごろ、乗用車や路線バスなど8台が巻き込まれる事故が発生した。

 事故直前、車道側は赤信号で横断歩道を多くの人が行き交っていた。

事故の目撃者
「ちょうど信号が赤だったので、止まって待ってたら、すごい勢いで走ってきた車の音が聞こえたんですね。ミラーを見たら前が壊れてる白い乗用車がものすごい勢いで走ってきて、私の横をすり抜けた直後の動画なんですよ」

 交差点で異変を察知し走り出す男性。その後ろを猛スピードで走り抜ける白い車。間一髪、男性は回避した。

■交通事故の専門家「正常な神経ではできることではない」

 事故の瞬間は、近くの防犯カメラにも映っていた。対向車線の車は暴走車を回避しようと、右にハンドルを切るも衝突。壊れた車の破片をまき散らしながら、軽自動車と路線バスに追突。追突された弾みで軽自動車は反対車線に押し出された。

 事故を目撃した通行人が運転席に駆け寄ると、男が車から降り、車の破片を蹴飛ばす様子も見られたという。

容疑者を見た人
「(容疑者の)雰囲気とかは、髪短めのかっぷくのいい男性。なんか開き直っているというんですか、心配とか不安とか、やっちまったという感じではなく。逆に堂々としていました」

 横断歩道を渡っていた女性は、次のように話す。

横断歩道を渡っていた人
「赤信号なのに、すごいスピードでびゅーっと」
「信号無視して走ってきて、まさか止まらないと思わなかったから」

 次々に車に衝突して止まった白い乗用車は、ボンネットが押し潰され、エアバッグが作動していた。シルバーの車は、道路の真ん中に横向きになり、右前方は大破し、タイヤは外れている。反対車線に押し出された白い軽自動車の左前方は潰れ、事故の衝撃の大きさを物語っている。

 交通事故の専門家に、事故映像を見てもらった。

交通事故鑑定ラプター 中島博史氏
「走っていた車は時速95キロ~100キロ近い。交差点を抜けてる時のスピードは、そのぐらいになってます。繁華街の道路を100キロ出すっていうのは、正常な神経ではできることではないです」

 警察によると、この事故で8人がけがをした。警察は、事故を起こした車を運転していた31歳の男を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕。男は容疑を認めていて、基準値のおよそ3倍のアルコールが検出されたという。

バス会社の人
「ぶつけられたバスの運転手によると、酔っぱらった感じって言ってた」

■タクシー逆走…あわや衝突も

 ゴールデンウィークの交通トラブルは他にも。3日、東京・墨田区にある片側2車線のトンネルを走行していると、緩やかなカーブの先から突然、逆走車が…。

目撃者
「何だあれ?」
「あぶねー」

 ドライバーはすんでのところでハンドルを左に切り、正面衝突を免れた。よく見ると、逆走車はなんとタクシー。

目撃者
「タクシーというのが一番(の驚き)で、一般の方ではないので。普通はちょっと考えられないかなとは思う」

 後方のドライブレコーダーには、すれ違ったあとにタクシーが停車し、Uターンするような様子も…。

目撃者
「タクシーの運転手さんが謝ってくるかなと思って待ってたんですけど、そのまままた戻ってきちゃったんで。あぜんとしてしまって、こっちも命からがらって感じだったんで、ちょっとびっくりしちゃった」

 兵庫県丹波篠山市、バイクのヘルメットに付けられたドライブレコーダーの映像には、無理に追い越そうとした車が、車線をはみ出す様子が映っていた。

 バイクを運転していた撮影者は、ギリギリのところで車を回避し、接触を免れた。

■「ヤバい!」反対側の車線で車が炎上

 ゴールデンウィーク中、行楽地などへ向かう車が増える高速道路では事故が多発。5日、東九州自動車道では…。

目撃者
「ヤバい!」

 反対側の車線には黒煙が激しく立ち上り、真っ赤な炎に包まれる車があった。炎の勢いは強く、のり面の草木にも燃え広がった。

 警察によると、東九州自動車道の下り線、日出ジャンクションと別府湾サービスエリアの間で車が炎上。車には7人が乗っていたが、逃げ出してけが人はいなかった。

 警察や緊急車両が止まっている先に現れたのは、ひっくりかえった乗用車。事故車両の中の様子を調べる姿も。

 首都高では5日だけで、7件の事故が確認されている。

 常磐道上り線では3日、柏インターチェンジ付近で、多重事故が起きた。

目撃者
「結構、やったね」

 後ろから追突されたのか、白い車のバックドアは大きくつぶれている。

 さらにその先では、救急隊が車の中にいる人たちに話を聞いて回る様子も。警察によると、乗用車4台が絡む事故で1人が軽傷だという。

 事故の目撃者は、次のように話す。

目撃者
「半分大破くらいの車もあったんで、結構な衝撃だったんだなと。直進でそんなに曲がり角でもなくて、何でこんなところで事故が起きるのかなと」

 山陽自動車道でも事故が起きた。3日に、大阪から広島へ観光に向かっていた女性は、1日のうちに3件もの事故に遭遇した。

目撃者
「こんな事故ばかり起きるんやって感じ。ビックリがすごかったです。ゴールデンウィークで子どもとかも乗っているから、すごく怖い」

■事故多発…56キロ渋滞も

 5日午後4時半時点で関越道の上り、埼玉県・川越インターチェンジを先頭に40キロの渋滞が発生した。

 東松山インターチェンジ付近では、走行していたバイクが壁に衝突。運転手は転倒。バイクは中央車線まで滑っていき、後続車両の通行の妨げに。その後、運転手は救急車で運ばれた。

 東北道の上りでも、午後6時半時点で岩槻インターチェンジ付近を先頭に56キロの渋滞が発生した。

■JAF依頼殺到…車トラブル多発

JAF神奈川支部 厚木基地 成井俊介さん
「30分くらいで行きますので、よろしくお願い致します」

 ゴールデンウィーク中、JAFのロードサービスに依頼が。

成井さん
「側面ぶつけちゃったような感じですか?」

車のタイヤがパンク 依頼者
「そうですね。ここですね」

 畑のそばに車を止めようとしたところ、柵にタイヤをひっかけパンクしてしまったという。

依頼者
「普段と違う車で来たから」
「ちょっと車幅の感覚がね。軽トラくらいだったらちょうどいいんですけど」

 いつも使っていた車をゴールデンウィークで家族が使っていたため、普段より大きめの車に乗ったことで距離感がつかめず、柵にぶつかってしまった。

依頼者
「狭い道でお互い行き来をしようと思ってたので、寄せすぎちゃったのかな」
「アウト」

 大涌谷に向かう渋滞の途中で、車が止まってしまったという家族。

成井さん
「オーバーヒートになります。上り坂の渋滞でずっと待ってる時に、ギアをドライブにしたまま渋滞で待ってて、少し進んだらブレーキ離して進んでっていうの繰り返してて。車のギアの部分が熱を持ちすぎて、止まったのかなと思われます」

 車は牽引(けんいん)することになり、一家は観光できず1日が終わってしまった。

 旅行先から帰宅中にエンジントラブルが起きた家族もいた。

エンジントラブル 依頼者
「アクセル踏むとガタガタいって、警告灯ついてたからダメだなと」
「(Q.旅行中は何もなかった?)何にもなかったですね。帰ってくる途中で急に」

 車の異変に気づき、高速道路を降りてすぐに停車。

JAF神奈川支部 厚木基地 矢作裕鷹さん
「(エンジンの)プラグなのか、そのうえのコイルがもしかしたらダメになっているかもしれない。この場では、ちょっと直せないので」

 エンジンが故障している可能性があるため、近くの車の販売店まで牽引が必要に。

 JAF神奈川支部では通常1日300~400件ほどの依頼があるが、ゴールデンウィークは稼働件数が増えるのを見越し、隊員を増員して業務にあたっていた。

矢作さん
「ゴールデンウィークとかで久々に(車に)乗ろうかなというふうになるので、普段動いてない車だとバッテリー上がってしまってたりとか、パンクや故障が必然的に増える」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年5月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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