概要欄
北海道知床沖での観光船KAZU1沈没事故で海上保安庁は業務上過失致死の疑いで捜査を進めていて運航会社の社長立ち会いで船体の損傷の確認などを
行いました。
佐藤 創 記者:「作業船の船上に置かれた観光船カズワンでは一夜明け雨が降る中、ブルーシートで周囲を覆う作業が行われています」
KAZU1船内では午後0時半から約20分間にわたり、第一管区海上保安本部による行方不明者の捜索が行われました。
捜索の結果、新たな不明者の発見はありませんでした。
関係者によりますと、5月27日まで船内でタブレット端末などの電子機器のほか、ダウンジャケットやリュックサックなどの遺留品が見つかっています。
一方で、第一管区海上保安本部は、午後1時頃からKAZU1の運航会社・知床遊覧船の桂田精一社長の立ち会いのもと、船体の損傷状況などを確認するなど業務上過失致死の疑いで捜査を進めています。
船体は水抜きを終えた後、6月1日にも陸揚げされる見通しです。
行方不明となっている12人の捜索は、5月28日も行われています。
5月29日から3日間は、国後島周辺を含む海域や知床半島の沿岸などの広い範囲で行う予定です。