概要欄
斜里町の知床半島沖で14人が死亡、12人が行方不明となった小型観光船「KAZU 1(カズワン)」(19トン)の沈没事故は5月23日、発生から1カ月を迎えた。荒天で中断したカズワンの引き揚げ作業は、同日午前に再開。船体にワイヤを取り付け、同日中に海面近くまで船体をつり上げる。カズワンと同じウトロ漁港を拠点とする地元3社でつくる「知床小型観光船協議会」は23日午前8時ごろ、所属する観光船2隻が現場海域に向けて出航。カズワンが沈没した景勝地「カシュニの滝」付近の海域で従業員ら約15人が慰霊を行った。