自転車事故

自転車事故 危険潜む交差点 中高生は6割以上が出合い頭

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シリーズでお伝えしている「ストップ交通事故」。今回は自転車事故についてです。県内では登下校で自転車を利用する中学生・高校生の出合い頭の事故が多発しています。
 5月15日、静岡市の中学校で全校生徒を対象に自転車の交通安全教室が開かれました。
「車が曲がってきました。危ない!」
 県内では、2019年に入り5月14日までに自転車の事故で11人が亡くなっています。
「突出しているのが交差点での出合い頭事故。一時停止を突っ切ったり無視したり…」(静岡南警察署・浦川智美交通巡視員)
 中学生と高校生の自転車事故は出合い頭が6割以上を占めます。交通安全教室では一時停止の標識がある場所や左右の見通しがきかない交差点では、必ず一時停止をして安全確認を確実にすることが呼びかけられました。
「交差点で曲がろうとしたときに急に人が来て、よけようとしたら後ろから車が来て大けがをしたことがあります」(自転車通学の生徒)
一時停止の標識は普段から気にする?「あんまりしてないです」「標識をちゃんと見て、周りを確認しながら運転したい」(女子生徒)
 自転車事故の多くは登下校中に起きています。
「全日制の生徒が通学して停める駐輪場」「420台くらい」(県立浜松大平台高校・菅沼大介教諭)
 この学校は生徒の9割以上が自転車通学で、1時間以上かけて通学する生徒もいます。生徒の事故を防ごうと10年ほど前から取り入れているのが「交通テスト」です。
「50問あって45点以上で合格」「自転車通学の許可条件のひとつになっている」(菅沼大介教諭)
 テストは各学年で1度実施され、合格するまで受け続けなければりません。
「事故を少なくできるように考えて、テストだけでなく交通指導をやらないといけない」(菅沼大介教諭)
 身近な乗り物だけに油断しがちですが、一歩間違えれば大きな事故につながることを忘れてはいけません。

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