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福知山線の脱線事故から17年 「祈りの杜」で追悼式 「加害企業としての立場忘れない」JR西日本

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兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線の脱線事故から17年が経ちました。
新型コロナウイルスの影響で中止されていた追悼式が、3年ぶりに実施されました。

【25日朝の車内アナウンス】
「本日で福知山線列車事故から17年を迎えます。お亡くなりになられたお客様のご冥福をお祈り申し上げますと共に、ご遺族の皆様、けがをされた方々とご家族の皆様に深くお詫び申し上げます。改めてお客様から安心してご利用いただけるよう、全力を挙げて取り組んでまいります。次は尼崎。尼崎です」

JR福知山線脱線事故が起きたのは、2005年4月25日、午前9時18分ごろでした。
制限速度を40キロ以上オーバーした列車は、脱線してマンションに衝突。
乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負いました。

事故から17年となった4月25日、現場に建てられた「祈りの杜」で追悼式典が行われました。
新型コロナウイルスの影響があったため、3年ぶりの式典となりました。

【JR西日本 長谷川一明社長】
「どれだけ時間が経ちましても、この福知山線列車事故を引き起こした加害企業としての立場を忘れることはできませんし、深い反省と頂いた教訓をもとに、安全性向上に向けた取り組みをこれからも引き続きしっかりとやっていかなくてはいけない」

遺族は3年ぶりに、追悼式で犠牲者に手を合わせることになりました。

川東康子さん(当時30)は、勤務先へ向かう途中に事故に巻き込まれました。

【父・川東守さん 母・川東ミツルさん】
「まだ17年。あっという間の気もするし。でもいつも話をするからね」
「康子が生きていたら結婚して子供できとったんじゃないかなって」

【事故で娘を亡くした藤崎光子さん】
「娘のハンドバッグを持ってきました。いつも一緒にいるつもりでいます。二度と私のような遺族という人間を作って欲しくない」

【事故で次男を亡くした上田弘志さん】
「17年も経ってくると事故に対する感覚は薄れていく。どうしてもあるのは仕方ないけれど、自分たちはしっかりとJR西日本と向き合って、いつまでも元気で行けるようにがんばるからねと」

JR西日本では、事故後に入社した社員が半数以上となりました。
新型コロナの影響で厳しい経営が続き、安全性の向上と経営の効率化をどう進めるかが課題となっています。

【事故で次男を亡くした上田弘志さん】
「安全投資を削ることなく、しっかりと事故を起こさない会社になって欲しい」

公共交通にとっての「安全」の重みを、改めて噛みしめる1日となりました。

カンテレ「報道ランナー」2022年4月25日放送
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