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知床沖の観光船沈没事故から3カ月…息子の帰りを待つ家族の苦悩

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知床沖で観光船が沈没した事故からあす(7月23日)で3カ月になります。
いまも12人が行方不明となっています。

あの日以来、帰りを待つ家族の生活も一変しました。

■行方不明・男の子(7)の父:「気持ち的には日に日に辛くなってきていますね」

十勝管内に住む男性。きょうも7歳の息子の帰りを待ち続けています。

■行方不明・男の子(7)の父:「本当に何か…生きる目標がないというか自分の人生が終わってしまったというか」

3カ月前のきょう母親と2人で網走観光を楽しんでいました。大好きな新幹線のリュック。

どこへ行くにも一緒でした。

最後に届いたのは事故当日の朝、ウトロの「ゴジラ岩」の前で撮影された写真。しかし、その返信に「既読」がつくことはありませんでした。

■行方不明・男の子(7)の父:「知床岬の方の海上で見つかったと聞いています」

大好きだった新幹線のリュックはトレードマークの眼鏡とともに帰ってきました。

■行方不明・男の子(7)の父:「本当に今も捜索してもらっていることはありがたいんですけれど捜索している海域が違うんじゃないかなと捜索範囲に対しての希望は(家族)説明会で何度も言っているんですけれどなかなか反映されないんですよね。」

いまも知床周辺では海上保安庁などが捜索を続けていますが事故発生から5日後の4月28日を最後に行方不明者の発見には至っていません。
日が経つに連れて目に見える動きが減る中、帰りを待ち続ける家族の暮らしは一変しました。

■行方不明・男の子(7)の父:「精神的にだいぶ疲れてしまって食欲もなくなってしまって体重も落ちましたし今はもう何をする気力もなくなってしまっている状態ですね。」

男性はPTSDとうつ病と診断されました。
そのため、仕事も休職を余儀なくされています。
それでも今回の事故を風化させたくないとの思いから体調をみながら取材に応じてくれました。

■行方不明・男の子(7)の父:「被害者家族にとっては何も、今も、変わらない状況の中で、この世間からはちょっと記憶から忘れられかけているのかなと思っています。」

あの事故から3カ月。
原因の究明や再発防止が叫ばれる中、帰りを待つ家族の願いはただひとつです。

■行方不明・男の子(7)の父:「行方不明者全員見つかるまで捜索してほしいです帰ってきたときのイメージを強く持つようにしています。おかえりって言ってあげたい。」

【スタジオ】
▼事故発生から3カ月。道警は来週26日から3日間、集中捜索を実施する予定

▼先月サハリン南部で遺体が見つかったこともあり、捜索範囲もこれまでとは異なり宗谷岬周辺まで拡大するということです。

▼事故現場から遠く離れた場所で遺体がみつかるケースも出てきています。

▼ウクライナ情勢などで難しい局面もありますが行方不明者の早期発見のためにロシア側との連携も求められています。

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