バイク事故

海を駆け抜ける水上バイク 大きな事故につながる可能性も...夏本番を前に記者が体験【佐賀県】 (24/07/05 18:40)

Twitterのフォローお願いします!

おすすめ記事

概要欄

海の上を駆け抜けるスピード感が多くのライダーを魅了する一方、大きな事故につながるリスクも高い水上バイク。夏本番を前に安全な楽しみ方を記者が体験しました。

広い海を自由に走り回ることができる水上バイク。他では味わえない爽快感が魅力のレジャーですが、県内では去年9月の事故で2人が亡くなるなど、重大な事故につながるリスクとも隣り合わせです。

多くの人が海のレジャーを楽しむ夏を前に、安全な水上バイクの楽しみ方を広く知ってもらおうと、関係者向けの体験乗船会が開かれました。
この乗船会は唐津市の海岸を水上バイクでパトロールするNPO「唐津マリン青バイ隊」と、唐津海上保安部が去年の死亡事故を受けて初めて行ったものです。
参加者は海上保安官による水上バイクに乗るときに必要な装備についての説明や、青バイ隊員によるデモ走行などを見て安全な楽しみ方を学びました。

【リポート・木村賢勇】
「今から青バイ隊員の後ろに乗ってスピードを体感します」

記者もバイクの後ろにまたがり、水上バイクのスピードを初体験。隊員にしがみついて約5分間の“海上ツーリング”を体験します。
降りてきて感想を聞いてみると…

【リポート・木村賢勇】
「体感100キロはあるんじゃないかなってくらいすごいスピード感でした。後ろに乗ってただけなんですけどフラフラになってしまいました」

約時速60キロの“安全運転”でしたが、陸上の3倍ともいわれる海上での体感速度に楽しむ余裕はなかったようです。
唐津海上保安部も天候などを見て無理をしないよう呼びかけます。

【唐津海上保安部 松尾真一郎次長】
「無理をせず危ないと思ったら海に出るのを取りやめる、それがまず第一歩」

また、降り落とされないよう旋回する前の声かけや、ウエットスーツなど安全のための気配りや装備が重要だといいます。

【唐津海上保安部 松尾真一郎次長】
「操縦する人とのコミュニケーションをきっちり取ること、ちゃんとしたウェアを装備するということですね、(安全のためには)それに尽きる」

唐津海上保安部によりますと、過去5年間で県内では11件の水上バイクの事故が発生していて、万が一の場合は海上保安庁の緊急通報の「118番」にすぐ電話するよう呼びかけています。

おすすめ記事

-バイク事故