日が暮れるのが早くなるこの時期に、高校生の自転車の事故を減らそうと10日、警察官や高校の教諭らが街頭で交通安全を呼び掛けました。
街頭指導は、毎年、日没時刻が早まるこの時期、夕方から夜にかけて自転車の交通事故が増加することなどから、学校近くの交差点など県内約40カ所で10日行われたものです。このうち、自転車や車の交通量が多い佐賀市の天神橋交差点では、警察官や高校の教諭など約10人が「歩道を通るときは自転車レーンを」、「自転車に乗りながら携帯電話を操作しない」などと通りがかった高校生に交通安全を呼び掛けました。
佐賀南警察署交通課指導係上原幸浩警部補:「特に冬の時期は暗くなるのが早くなってきますので、(自転車の)ライトをつけて自分が走っていることをアピールしていただいて、しっかり前を見て車の動きを確認しながら安全に走っていただきたいと思います」
県警によりますと、県内では今年9月末までに自転車が関連する事故が273件起きていて、去年の同じ時期より127件少なくなっていますが、高校生が絡む事故は横ばいだということです。