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京阪電気鉄道(京阪、大阪市)は6日、大阪府寝屋川市の寝屋川車両基地で地元の警察や消防とともに鉄道事故の復旧訓練を行った。
訓練は平成12年から毎年行われ、今回が22回目。近年、異常気象による水害が全国で多発していることから、大雨による漂流物に車両が乗り上げ脱線したという想定で実施した。
脱線車両から乗客を救出する場面では、消防隊員が重傷者に「頑張ってください。もう少しですから」と声を掛け救助を行うなど、実際の事故のような緊張感の下で訓練が進んでいた。
京阪電気鉄道安全推進部の石黒大明課長は「今回のような事故はいつ起きるか分からない。予め起こりうる状況を想定し、備えとしたい」と話した。