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北海道八雲町5人死亡の事故…「事故危険区間」の安全対策…「ランブルストリップス」とは

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八雲町の国道で高速バスとトラックが衝突し5人が死亡した事故。「事故危険区間」に指定されていたこの場所でなぜ悲劇は起きたのか。道路の安全対策を取材しました。

現場近くに手向けられた花。その中にはバスの乗客らに向けたメッセージも添えられていました。
八雲町の国道で高速バスとトラックが衝突し5人が死亡、12人が重軽傷を負った事故。
現場周辺は事故が多く北海道開発局は、10年前に国道5号のおよそ14キロを「事故危険区間」に指定しました。
事故を防ぐための対策をとることが必要とされていましたが・・・。

■廣瀬美羽記者:
「こちらの道路の真ん中には車が通ると振動して車線を越えたことが分かるような対策がとられています。
しかし、この対策はここで終わっています。
この先で事故がありました。」

安全対策の一つが「ランブルストリップス」。
道路に溝を作り車線を越えると振動と音でドライバーに知らせてくれる仕組みです。設置された道路を実際に走ってみると…。

「ガタガタガタガタ」

このような振動が起きます。開発局によると今回の事故現場を含む「事故危険区間」14キロのうちランブルストリップスが設置されていたのは一部のみで現場周辺のおよそ1キロには設置されていませんでした。
なぜ今回の場所で事故を防ぐ対策をとらなかったのか。
開発局は、「今回の事故があった場所は過去10年間死亡事故も逸脱事故も起きていなかったので対策を行っていなかった」などとしています。
開発局によると道内の「事故危険区間」のうちおよそ3割はランブルストリップス設置などの安全対策が十分でないといいます。
ランブルストリップスを20年ほど前に開発した札幌の寒地土木研究所。
研究者は片側1車線の対面通行が多い道内でその効果は大きいと語ります。
■寒地土木研究所 寒地交通チーム 平沢匡介総括主任研究員:
「ぼんやりしたり、うっかりしたり、もしくは居眠りをしているドライバーに警告を与えることによって中央に設置すると正面衝突事故を防ぐ効果があります/死亡事故については68%削減したという実績がある。」

中央分離帯やポールなどよりも安い値段で設置できるため、費用面でのメリットも大きいということです。

■平沢匡介総括主任研究員:
「黄色い線の上を削るだけで済むので施工費は非常に安い。道路の状況にもよりますけども1日あれば1km程度は施工できると思う。」

悲劇を二度と起こさないため「事故危険区間」の安全対策の徹底が求められています。

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