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スタントマンが交通事故を再現し、事故の恐ろしさや交通ルールを教える交通安全教室が11日、鹿嶋市津賀の市立大野中学校(小畑弘美校長、生徒391人)で行われた。鹿嶋警察署主催。
安全教室には同中の全校生徒と、同市荒井の市立大同東小(高柳和枝校長)の6年生ら約460人が参加。自転車と自動車の出合い頭の衝突、トラックの内輪差による巻き込み事故などスタントマンによる迫真の実演に、生徒らは驚きの声を上げた。
事故の怖さを直視させる教育手法は「スケアードストレート」と呼ばれ、危険行為の防止や交通安全意識の向上に効果があるという。鹿嶋署の鈴木俊啓交通課長は「恐れを直視することで、交通事故の防止につなげてほしい」と話した。
自転車で通学している同中3年の小沼志晏さん(15)は「スタントを見て交通ルールを守ろうと思った。トラックの内輪差については知らなかったので、気をつけたい」と感想を述べた。