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【知床観光船事故】ロシア側発見の3人の遺体 海上保安庁の船に移されサハリン出港 9日小樽港へ

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北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、ロシア側が発見した3人の遺体が海上保安庁の船に移され、サハリンのコルサコフ港を出港しました。遺体は10日、小樽港に戻ってくる予定です。

サハリン南部のコルサコフ港。9日午前7時半ごろ、海上保安庁の巡視船「つがる」が入港しました。海上保安庁の職員たちが慎重に運んでいるのは、遺体の入った棺(ひつぎ)です。

国後島やサハリン南部で見つかった3人の遺体は、港までブルーシートに覆われて運搬され、日本時間の9日午前8時40分ごろ、トラックから職員らの手によって巡視船に移されました。その後、巡視船は出港し、10日午前8時ごろ、小樽港に戻ってくる予定です。

ロシア側はこの3人の遺体について、行方不明となっている乗員や乗客のDNA型と一致したとしていますが、第一管区海上保安本部は、遺体を道内の大学病院に移送し、改めて身元の確認を行うことにしています。

この事故では15人が死亡し、いまだ11人の行方がわかっていません。
(2022年9月9日放送)

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