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【後部座席のシートベルト】非着用での交通事故で264人が死傷 一般道路での後部座席の着用率は半数以下 (2025年3月4日)

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2008年の道路交通法改正によって、病気などやむを得ない理由がある場合を除き、原則、後部座席を含むすべての座席でシートベルト着用が義務化されました。義務化から15年以上が経ちましたが、それでもいまだに半数以上の人が一般道路で後部座席のシートベルトを着用していません。

愛知県の一般道路での後部座席のシートベルトの着用率は41.4%

そして直近10年間、愛知県で後部座席のシートベルト着用率を示したグラフを見てみると、高速道路では大半の人が後部座席でもシートベルトを着用していますが、一般道路では半数以下の数字でほぼ横ばいです。こうした中、愛知県警やJAFは後部座席でのシートベルト着用の重要性を訴えています。

愛知県警交通総務課 秋元公志警部:
「(後部座席のシートベルト着用を)安易に考えていることで、着用がまだ徹底されていない。シートの背もたれや、リアガラスが外部から見づらい形状になっているので(後部座席でシートベルトを)着用しなくてもいいだろうと」

後部座席シートベルト非着用で264人が死傷

自動車が時速55キロで壁に衝突する実験で、後部座席でシートベルトをしていないと、後部座席の人形が前に投げ出されたあと、運転席に頭を打ち付け、弾みで車体の天井に衝突しました。

愛知県警によりますと、2024年に自動車の後部座席でシートベルトを着用せずに交通事故にあった人の中で死傷した人は264人に上りました。県警は後部座席でのシートベルト着用の重要性を訴えています。

秋元警部:
「企業向けの講話もそうですし、各種イベント、街頭活動を通じて、県警で用意したチラシをドライバーに手渡しして、ベルト非着用による危険性を呼びかけて着用の働きかけを行っている」

時速60キロでの衝突は、ビルの5階=14メートルの高さから落下したときと同じ程度の衝撃が加わります。そのためスピードが出ていなくても、後部座席でシートベルトを着用していないと危険です。

時速5キロの衝突でも大きな衝撃

JAF愛知支部もその危険性を訴えています。

JAF愛知支部事業課交通環境係 武藤敏行係長:
「こちらがシートベルトコンビンサーといって、衝突した時の衝撃を体験してシートベルトの効果を感じていただく」

後部座席に座り、シートベルトを締めた状態で車が時速5キロで壁にぶつかった時と
同じ程度の衝撃を体験します。

記者:
「想像を超えたはるかに強い衝撃でした。私はシートベルトをしているのですが、それでも前に飛ばされそうになりました」

武藤係長:
「(時速5キロの衝突でも)シートベルトなしではとてもじゃないけど、たちうちできない大きな衝撃が来る」

シートベルトは着用の仕方も大切です。鎖骨、胸骨、肋骨などの骨の部分にシートベルトが当たるように装着します。首や腹部にかかっていると、衝撃が加わった際、圧迫する恐れがあり、危険です。

JAF愛知支部事業課交通環境係 武藤敏行係長:
「万が一、事故にあったときもそうだが、何か飛び出してきて急ブレーキを踏んだ時に、乗っている人はベルトがないと飛び出してしまう傾向が強い。全席必ずシートベルトをしていただきたい」

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