６月２１日朝、ＪＲ鳥取駅前で行われた自転車の安全運転指導。鳥取県警の警察官が通学や通勤で自転車を利用する人たちに道路交通法違反に該当する信号無視や並んで走る並走などについて説明した。
さらに今年４月から努力義務となっているヘルメットの着用についても呼びかけていた。
鳥取市の鳥取大学では６月２０日、構内で自転車同士が正面衝突する事故が発生。この事故で、一方の自転車に乗っていた女子大学生が意識不明の重体となっている。２人ともヘルメットはかぶっていなかったとみられている。
事故を受け、鳥取大学は６月２０日に自転車の運転マナーを守ることなど掲示板で全学生に周知した。また、鳥取市の鳥取環境大学でも今回の事故を受け、２０日に自転車を利用する時の注意点をまとめ、構内に掲示した。学生が授業を受ける講義棟の正面玄関にヘルメット着用やスマホを見て運転しないことなどを記載した貼り紙を設置。また、電子掲示板にも注意喚起のメッセージを掲示した。
鳥取環境大 学務課 吉村昌郎学生支援係長
「近隣には中学校と小学校と児童生徒が通学していますので、事故を起こさない危害を加えない、加害者にならないということも重々念頭に置いて、自転車でも大きな事故につながることを意識して乗車してもらえればと思っています」
鳥取県警によると、今年１月から５月までに発生した自転車がからむ人身事故は３２件。去年の同時期よりも５件増えている。
鳥取県警交通指導課 下坂皓洋課長補佐
「自分も含めて相手、ほかの道路交通をよく見るということを気を付けていただけたらと思います。飛び出してくる人や車もいますので、周囲をよく見て安全を確保して運転をするということを一番気を付けていただきたいと思います」
この季節は雨が降る日が増え路面が滑りやすくなるため、より危険になる。鳥取県警では交通ルールを守って安全運転を徹底するよう呼びかけている。
（2023年6月21日放送 ニュースevery日本海より）
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