6月14日、浜松市の新東名高速道路で工事で規制したエリアに乗用車が突っ込む事故がありました。実はこうした事故が静岡県内で多発していて、ネクスコ中日本が注意を呼び掛けています。
<滝澤悠希キャスター>
「浜松市の新東名・浜松サービスエリアの上空付近です。乗用車が大破しています。工事用の車両に乗用車が突っ込んだとみられます」
乗用車のフロント部分の壊れ具合が事故の衝撃の強さを物語っています。警察によりますと、14日正午前、浜松市北区の新東名高速道路上り線で、工事で規制していたエリアに乗用車が突っ込みました。乗用車は規制エリア内にあったトラックなどに衝突。現場の作業員、運転手いずれもけがはなかったということです。
<滝澤悠希キャスター>
「このあたり、工事の影響で通行規制が行われているエリアですが、こうした高速道路の工事現場での事故というのが、相次いでいるというのです」
猛スピードで規制エリアに突っ込む車やトラック。事故の生々しい模様が、様々な現場で記録されていました。これらの映像はすべて高速道路の工事現場で起きた事故です。ネクスコ中日本によりますと、2022年度1年間で、静岡県内の高速道路の工事規制のエリアで発生した事故は約200件にも上ります。なぜ、このような事故が頻発するのでしょうか?
<JAF静岡支部 永谷和俊さん>
「高速道路だと疲れや眠気、運転の慣れによって、漫然運転になるおそれがある。それが大きな事故につながる原因ではないかと思う」
これらの事故は、高速道路ならではのリスクを抱えています。
<JAF静岡支部 永谷和俊さん>
「(工事区間は)人対車になるし、速度が非常に高いので、衝撃度も大きい」
一歩間違えば重大な事態につながる高速道路の規制エリアでの事故。ネクスコ中日本は、前方不注意やスマホ操作などの「ながら運転」で事故が多発してるとみていて、運転には注意してほしいと注意を呼び掛けています。
#LIVEしずおか 6月14日放送