概要欄
福岡県内では、自転車が関係した交通事故が年間3000件以上発生しています。自転車の安全利用を推進するための啓発活動が、福岡市南区で実施されました。
警察官
「交差点を通行する際は、車や歩行者の動きに注意して安全運転を心がけましょう」
福岡市南区の西鉄大橋駅前の交差点では18日朝、警察官などが自転車を運転する人に、交通ルールを守るよう呼びかけるとともに、交通違反を取り締まる街頭啓発活動が実施されました。現場では、イヤホンをつけて走行する自転車や信号無視をする自転車に対し、警察官が停止を求め口頭で指導・警告するとともに、交通ルールなどが書かれたカードを手渡していました。
南警察署が管轄する福岡市南区では、今年に入って交通事故が279件発生していて、このうち自転車が関連した事故の割合は、26.9%にのぼっています。
南警察署交通第一課 芝裕之課長
「まず自転車が車両なんだという認識を、しっかりもっていただきたいと思っています」
南警察署によりますと、自転車が関連する事故は、交差点などでの出合い頭で発生するケースが最も多いということです。