普段から自転車に乗る人には特に知っておいてほしいニュースです。愛知県警は20日から、自転車の悪質な違反に対する取り締まりを強化しました。
防犯カメラの映像。横断歩道を渡る歩行者に自転車が突っ込みました。原因は自転車の信号無視です。こちらは、歩行者と出合い頭にぶつかった自転車。そのまま逃げていきます。こうした、自転車の悪質な交通違反が後を絶たない中、20日から愛知県警が、取り締まりを強化しました。
(隊員)
「止まってください。信号見えてました?」
(男性)
「見てない」
(隊員)
「見てください。危ないです。完全に赤信号でした」20日午前、愛知県警の自転車専門部隊「B-Force(ビーフォース)」の隊員ら、22人が名古屋市中区の交差点で、信号無視やイヤホンをつけての運転などに厳しく目を光らせました。
自転車の高齢女性は、赤信号で交差点に入り左折してきたバスと、危うくぶつかりそうになりました。
「死んでもいいけど」…開き直る高齢女性
(女性)
「(信号は)点滅だった」
(隊員)
「いや、赤だよ赤。真っ赤。バスがもう左折してた。危ない。あれだと文句が言えない、信号無視になっちゃうの。バスにぶつけられたら死んじゃうよ!?それだけ危険な行為なの」(女性)
「死んでもいいけど」
(隊員)
「いかん、いかん」
隊員の手元には赤い紙。刑事罰の対象となる、いわゆる「赤切符」です。(隊員)
「私たちは書類を検察庁に引き継いで、そちらで処罰を受けてもらいます。最高で5万円以下の罰金」
(女性)
「え~」愛知県内では去年1年間に自転車事故で死傷した人が5798人にのぼり、そのうちの76%が自転車側に何らかの交通違反がありました。愛知県警は、信号無視や一時不停止といった違反に対し、3月20日から「赤切符」を、これまで以上に積極的に交付し、危険で悪質な違反による事故防止に乗り出しました。
3年以内に2回切られると6000円の自転車講習
「赤切符」が交付されると、出頭を求められたり書類送検されたりして、罰金などの対象となります。また、3年以内に2回赤切符を切られると、6000円かかる自転車講習を受けなけばなりません。(愛知県警交通指導課 田島俊二課長補佐)
「赤切符で検挙されるというのは、つまり刑事罰の対象になる。それだけ重大な違反をしているとしっかり認識してもらう。自転車事故を起こさない、遭わないために、基本的なルールをしっかり守ってほしい」こうした取り締まり強化は東京都に続いて、全国で2番目で、警察は自転車のルールの啓発にも力を入れるとしています。
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