自転車事故

「取り返しのつかないことをした」運転手が語る事故の瞬間 浜松・小学生死傷事故【報道ステーション】(2025年5月5日)

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静岡県浜松市で小学生4人に軽トラックが突っ込み、石川琴陽さん(8)が亡くなった事故から1カ月余り。運転していた男性(78)が初めて遺族に謝罪し、取材に応じました。男性は事故の直前に「意識がなくなった」と話しています。

■「取り返しのつかないことをした」

事故があったのは3月24日の夕方。静岡県浜松市で、自転車に乗った小学生4人の列に男性が運転する軽トラックが突っ込みました。現場にブレーキの痕はなく、石川琴陽さんが亡くなりました。一緒にいた10歳の姉は一時、意識不明の重体に。現在は退院していますが、頭を骨折した影響で外で遊ぶことなどはまだできないといいます。琴陽さんのはじけるような笑顔は、もう写真の中にしかありません。

琴陽さんの祖母
「いつもニコニコ笑っていて、人懐こくて、とにかく優しい子。いつも私のそばにいた。琴陽はいないんだと思う気持ちもあるが、どこかにいるんだという気持ちもある。とにかく受けとめられない」

遺族は今、運転手の男性に強い不信感を抱いています。

琴陽さんの伯母
「心から謝ってもらいたい。ブレーキもなかったのもそう。もしあったら助かったかもしれない。障害が残ったとしても、命は助かって姉と一緒に今もいたかもしれない。相手に対しては琴陽に謝れと」

■事故直前に「意識なくなった」

4日夜、遺族のもとに謝罪に訪れた運転手の男性。琴陽さんの両親と伯母の3人が約45分、面会しました。

事故を起こした運転手
「どんな償いをしても取り返しのつかないことをしてしまった」

琴陽さんの叔母
「ずっと黙っている。立っているだけで、誠意というか反省すら伝わらない」

琴陽さんの父親は「謝罪は受け入れられない」と話しています。

過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕された男性は送検後、処分保留のまま釈放され、現在は在宅で捜査が続けられています。

あの時、何があったのか。面会を終えた男性が取材に応じました。

事故を起こした運転手
「(衝突の)5秒くらい前かな、20メートルくらい手前のところから意識がなくなって、持病が、心臓がドキドキして。前に小学生の子どもらがいるのは気が付きませんでした」
(Q.小学生4人が乗っていたことは)
「分かっていません」
(Q.どの時点で事故が起きたと気付いたか)
「ぶつかって止まった時です」

心臓に持病があるという男性は、事故の数週間前にも運転中に同じような症状が出ていたと明かしました。

事故を起こした運転手
「3月のはじめに2~3秒『おっ』となった時があるくらい」
(Q.今年の3月)
「そうです」
(Q.病院に行って運転をやめようとは)
「2~3秒で治ったから、そのままにしておきました」

この時、運転をやめていれば失われる命はなかったのかもしれません。

事故を起こした運転手
「生きている限りやれることを、言葉だけじゃなくて態度で最後まで尽くしていきたい。本当に申し訳ないと思っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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