コロナ禍による外出自粛により、需要が高まっている宅配サービス。その配達員に向けた自転車の交通安全講習会が開かれました。
シミュレーター:「急に開くドアに気を付けましょう」
講師:「あり得ますよね、札幌市内の街中であります」
札幌市中央区で開催された自転車講習会には、2020年7月から札幌でサービスを始めたウーバーイーツの配達員38人が参加しました。
講習会では交通ルールを守るよう呼び掛けたほか、配達員は実際に使用する大きなバッグを背負い、自転車のシミュレーターを使い起こりうる危険な状況を体験しました。
配達員:「目が2つあっても足りないくらい。周りをよく見てスピードを出さずに運転していけたらいいと思った」
北海道内で宅配など業務中の自転車が絡んだ人身事故の件数です。警察によりますと、2017年から件数が徐々に増えています。事故の原因の多くが「注意力散漫」によるものです。
北海道警 交通企画課 吉田 勝彦さん:「(コロナ禍で宅配サービスの)需要が非常に伸びてきている。注文が多くなるにつれて交通事故が増加していくことになる。講習を実践し、1件でも交通事故に遭わないようにしてほしい」
配達員:「いつでも事故に遭う危険が潜んでいることを知りました」