お盆休みに車でのお出かけを計画している方、要注意です。札幌から気軽に行ける人気スポットの道中に交通事故の危険が潜んでいます。
千歳市の支笏湖。札幌の中心部から車で1時間、キャンプ場や温泉に来る家族らでにぎわう人気スポットです。
その支笏湖を沿うように通っている国道453号。キャンプ場の目の前のおよそ400メートルの区間は国が「事故危険区間」に指定しています。
観光客）
「めちゃめちゃ飛ばしてきますね。ちょーこわかったっす」「（道が）単調なのもあるし、道幅もそこまで広くないので、やっぱりちょっとぼーっとしがちになるとこわい」
この区間はほぼ直線の片側1車線でスピードを出す車が多く、車線からはみ出したり無理な追い越しをして対向車と衝突する危険が高いとされています。
実際に、3年前には追い越しの車が対向車線のバイクと正面衝突する死亡事故も起きています。しかし対策はまだ施されていません。
北海道開発局道路維持課 谷津臣則さん）
「どんな対策が良いか今検討しているところです。警察での速度の違反の取り締まりとか、追い越し禁止の区間の再検討、（国が）スピードの出しすぎ注意の注意喚起を促す看板ですとか、複合的にやることになるかなとは思っています」
今年これまでに道内の交通事故による死亡者数は去年の同じ時期よりも11人多い70人。警察は車で出かける時は時間に余裕をもった運転計画を立てて、スピードの出しすぎに注意するよう呼び掛けています。
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