概要欄
法律の改正で努力義務となった自転車のヘルメット着用を呼びかける取り組みが、14日、宇都宮市内の高校で行われました。
午前8時の宇都宮東高校です。
生徒の登校時間に合わせて、風紀委員の生徒など5人も参加し、警察のほか県や市の職員らが今回初めて自転車のヘルメット着用を呼びかけました。
今年の4月に道路交通法が改正され、自転車のヘルメットの着用が努力義務になりました。
栃木県は高校生の着用率を高めようとモデル校を認定していて、宇都宮東高校はそのうちの1校です。
こちらの高校では、全校生徒の9割が自転車で通学していますが、学年が上がるごとにヘルメットの着用率の割合が下がっているのが現状だと話します。
宇都宮東高校では今年度学年ごとに1割ずつ着用率を上げていくことを目指しています。
県警察本部によりますと、今年6月末までに県内で発生した交通事故はおよそ1千8百件でした。
このうち自転車事故は485件で事故全体の4件に1件は自転車が絡んだ事故ということです。
また、自転車による事故で頭を強く打ったことが原因で死亡した人はおよそ6割に上っていて、県警察本部は命を守るためにヘルメットを着用してほしいとその重要性を呼びかけています。