バイク事故

「これで最後にしてほしい」2人死亡飲酒運転事故の遺族が厳罰よりも望むもの 茨城・高萩市|TBS NEWS DIG

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今年9月、茨城県高萩市で飲酒運転の車が事故を起こし、親子2人が死亡しました。「これで最後にしてほしい」母と妹を同時に亡くした遺族は、加害者に対し、厳罰よりも同じ悲劇が起きないための活動をしてほしいと訴えています。

小原保幸さん(55)
「(母親は)普段はここに座ってたんですよ。帰ってくると、そこ(扉を)開けてくれて『おかえりっ』て」

「次は年末年始ね」その約束が叶うことはありませんでした。

今年9月、茨城県高萩市でワンボックスカーと軽乗用車が正面衝突し、小原さんは、軽乗用車に乗っていた母親のテイ子さん(79)と妹の幸子さん(53)を亡くしました。

警察は、酒を飲んでワンボックスカーを運転し、2人を死亡させたとして、北茨城市の会社員・小林翔被告(27)を逮捕。当初、過失運転致死などの疑いで逮捕されましたが、水戸地検は「進行を制御することが困難な高速度で車を走行させた」として、より重い危険運転致死などの罪で、おととい在宅起訴しました。

現場となったのは上りの緩いカーブです。小林被告の運転するワンボックスカーが対向車線にはみ出し、小原さん親子が乗る軽乗用車に衝突しました。小林被告の車は制限速度の50キロを大幅に上回る時速106キロの猛スピードが出ていたということです。

小林被告
「市内の野球場に向かっていた」

小林被告は前日の夜、水戸市内の飲食店で飲酒して深夜に帰宅、野球のユニフォーム姿で運転していたということです。

小原さんによると、事故現場は普段別々で暮らしている妹と母親が、週に1度買い物に行くために通る道でした。

小原さんは小林被告に厳しい処罰を望む一方で、小林被告側から謝罪の申し入れがあって電話で話した際、こう伝えたといいます。

小原保幸さん(55)
「今後、同じような悲劇が起こらないように努力していただくことが2人に対しての償いになる。そういった(交通安全の啓発など)活動をしてくださいと。より厳しい罪状でというのは、特にそこにこだわりはないです。2人亡くなってしまったものがそれで帰ってきたり、報われたりするわけではないので」

小林被告には、事故を起こした当事者だからこそできる事故をなくすための啓発活動をしてほしいと望んでいます。

小原保幸さん(55)
「1回こういう思いをしてしまうと、同じような事故が起こるたびに思い出しちゃうんですよね。また同じ事故が起きるっていうことは、同じような事故の犠牲者の遺族たちにもう1回同じ苦しみ・悲しみを味わわせることにもなるので、本当にもうこれで最後にしてほしい」

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