概要欄
バイクのドライブレコーダーが捉えた、危険運転の瞬間映像。
カーブに差し掛かったそのとき、青い車を追い越してきた赤い車と衝突しかけた。
この危険な追い越しの一部始終を、3台のカメラが捉えていた。
現場は、山梨・大月市を通る国道139号。
バイクは9月10日午前10時前、片側1車線の道を走っていた。
カーブに差し掛かり、バイクが車体を傾けかけた瞬間、赤い車が突然、車線をはみ出し、青い車を追い越してきた。
映像では、バイクがギリギリのところでかわしているように見える。
あわや正面衝突となっていた赤い車の危険な追い越し。
バイクに乗っていた男性は、当時の心境をこう話した。
バイクのドライバー「『あぶねぇな』っていうのは率直な気持ちですよね。怖いっていう(感情が出たのは)よけられたあとに停車してからですよね。安堵(あんど)感からです」
カーブ手前の映像をよく見ると、道路脇にフェンスや木々があり、曲がった先の道路状況は全く確認できない。
「イット!」は、反対車線を走っていた車のドライブレコーダー映像を入手。
そこでも、バイクの姿は確認できない。
にもかかわらず、赤い車が行った危険な追い越し。
実はこの映像には、衝突を回避したきっかけが記録されていた。
後ろを走っていた赤い車が加速し、反対車線に入る。
追い越したあともそのまま反対車線を走り続ける赤い車。
追い越された車のドライバーは、この運転に危険を感じ、注意喚起のクラクションを鳴らす。
すると、前を走る青い車のブレーキランプが点灯し、道路の左側へ寄っていく。
バイクのドライバーは、「青い車がブレーキをかけてくれたから助かった可能性がある」と話している。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/