自転車事故

交通安全運動の重点は自転車のヘルメット着用 モデル校指定で高校生に着用推進<福島県> (23/05/10 20:55)

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交通事故から一人でも多くの命を守る為に、5月11日から全国で交通安全運動が始まる。大きなポイントが自転車のヘルメット着用だ。

福島テレビ・矢崎佑太郎アナウンサー:「午前8時過ぎです。生徒たちが続々と登校してきます。自転車で登校してくる生徒たちをみると、ヘルメットを着用している生徒もいますが、ヘルメットを着用していない生徒の方が多く目立ちます」

福島市の福島商業高校。
約700人の全校生徒のうち9割が自転車で通学している。
女子生徒は「髪型が気になるのとか、そもそもヘルメット中学生の時のしか持っていないので」「まだヘルメット付けていない人の方が多いじゃないですか。だからまだちょっと恥ずかしくて付けてないですね」などと話し、男子生徒からは「努力義務だし、いいかなっていう感じですね」「髪崩れたり・・かっこよくしたいんで」などといった声が聞かれた。

この春から努力義務化された自転車のヘルメット着用。高校では始業式や生徒総会などで着用を呼びかけているが・・・

女子生徒:「あんまり付けたくないです。付けないのに慣れているというか」

福島商業高校教諭・水野慎也さん:「今一番オシャレしたい時期で、付けるということに違和感を覚えている生徒というのがほとんどだと思います。約1%いくかいかないかだと思います」

警察庁のまとめでは、2022年に起きた全国の交通事故の中で自転車の事故が占める割合は23.3%と過去最高となった。

11日から全国で一斉に始まる春の交通安全運動でも自転車のヘルメット着用が重点項目になっている。
福島北警察署では、福島商業と福島北高校の2校をヘルメット着用を推進するモデル校に指定した。

郡司真也さん:「今回ヘルメットリーダーとして選ばれたからには、自分が率先して被っていくことによって1人でも多くの方が被ってくれれば嬉しいと思います」
齋藤理帆さん:「事故にあってからじゃ遅いと思うので、(着用を)広めていけたらなと思います」

矢崎アナウンサー:「入口では、自転車のヘルメット着用を呼びかけるために生徒たちがチラシなどを配布しています」

春の交通安全運動は5月20日まで。
その後も福島商業と福島北高校では、全学年の全てのクラスで1人ずついる推進リーダーが校内で着用を呼びかけていく。

***
4月から自転車のヘルメット着用が努力義務となったが、実際どれくらいの方が着用しているのか。福テレのTwitterでアンケート調査をした。
275人の方が回答してくださり、76%の方が「着用していない」と回答した。
あくまでも努力義務ですから着用しないことが悪いことでもない。
ただ命を守る術であることは確かだ。

自転車の乗車中に交通通事故で亡くなった人の56%、半数以上が「頭部」に致命傷を負っている。
また、自転車の事故でヘルメットを着用していなかった人と着用していた人を比較すると、亡くなった人の割合は2倍以上異なるというデータもある。このデータをみても頭を守るということが非常に重要だということが分かる。

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