概要欄
中学生の自転車事故を防ごうと、群馬県高崎市の山田昇記念財団が県警に自転車の交通ルールが記載された冊子とクリアファイルを贈呈しました。
県警本部で行われた贈呈式では、山田昇記念財団の桑野光正理事から県警の荒船和男交通部長に目録が手渡されました。事業目的の1つに「交通安全の推進や重大事故の抑制」を掲げる山田昇記念財団では、これまでも、高校生に自転車のテールライトを寄贈するなど、若者の交通事故防止に向けた取り組みを進めてきました。
今回は、県内すべての中学生を対象に、自転車の交通ルールが記載された冊子とクリアファイル、約5万7400セットを贈呈しました。クリアファイルでは、着用が努力義務化されたヘルメットの正しいかぶり方などを紹介しています。
また、冊子では、クイズ形式で自転車の交通ルールが確認できます。民間団体の調査によりますと、2021年の人口1万人あたりの中学生の自転車事故の件数は、群馬県が全国ワースト1位で、事故を減らすためには、改めて交通ルールの遵守が求められます。
贈呈された冊子とクリアファイルは、今後、県内全ての中学生に配布されるということです。